NHK福島県のニュース　福島放送局

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農地の線量を即時に公表

農作物を安心して買ってもらおうと、福島市の畑で測定した空間の放射線量のデータをリアルタイムにインターネット上で公表する試みが始まりました。
これは、福島県で農業の振興に取り組む東京のＮＰＯ法人などが始めたもので、21日、福島市荒井にある畑に測定機器を設置しました。測定機器は、高さ1メートル、直
径20センチほどの柱の上に線量計が備え付けられています。
土の中の水分や温度を測る機器に、新たに放射線量を測る機能を加えたもので、測定されたデータは内蔵された通信機器で送信され、リアルタイムにＮＰＯ法人のホームページで見ることが出来ます。
ＮＰＯ法人は、この畑で育てた大豆でみそを作って、来月から販売することにしています。
ＮＰＯ法人の田中淳夫副理事長は、「作物がとれた場所の放射線量を常に確認できる仕組みを作ることで、農作物を安心して買ってもらえればと思います。放射能の不安に対し、今後もいろいろな場所でこの装置を役立てたいです」と話していました。

02月21日　21時41分

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