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知事がれき受け入れ進める考え

東日本大震災の被災地で出たがれきを受け入れる方針を示している大阪府の松井知事は、岩手県内のがれきの仮置き場を視察しました。これに先立ち、岩手県の知事と会談し、がれきに含まれる放射性物質の安全性を確認したうえで、受け入れを進めていく考えを伝えました。
松井知事は21日、岩手県宮古市にあるがれきの仮置き場を視察しました。
東北の被災地のがれきの量は2000万トン以上で、地元で処理できる量を大きく上回っています。こうしたなか大阪府はがれきを受け入れる際の安全性の基準を独自に設けるなどして、受け入れに向けた準備を進めています。
松井知事は、がれきの種類ごとの分別方法について説明を受けたり、ベルトコンベアで運ばれてくるがれきを手作業で選別する工程などを見学したりしました。
さらに、府民から、がれきに含まれる放射性物質への不安の声があがっていることから、放射線量を測定しました。
0.06マイクロシーベルト前後で、自然環境の中での水準と同じ程度だったということです。
視察に先立ち松井知事は岩手県庁を訪れ、達増知事と会談しました。この中で松井知事は「がれきを受け入れる準備は進めているが、実際にがれきを焼却するには市町村の理解が必要になる」と述べ、放射性物質の安全性を確認したうえで、府民や市町村に理解を求めながら受け入れを進めていく考えを伝えました。
会談や視察を終えた松井知事は、「日本中で協力しないといけない。被災地の人が生きる力がわくように見える形で応援したい」と述べました。
そのうえで「がれきが出る時と入る時、しっかり安全性をチェックする。機械で測ったら、放射能レベルは0.06だった。府民や市町村の協力が得られるように説明したい」と述べ、がれきの受け入れを進めたい考えを重ねて示しました。

02月21日 12時26分

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