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首相 リトアニアの原発建設に協力

2月21日 10時53分

野田総理大臣は、日本を訪問しているリトアニアのクビリウス首相と会談し、リトアニアで計画されている新しい原子力発電所の建設について、東京電力福島第一原子力発電所の事故の経験を共有し、原子力の安全向上に協力する考えを伝えました。

バルト3国の1つ、リトアニアのクビリウス首相は、20日夕方、総理大臣官邸を訪れ、野田総理大臣と会談しました。
この中で、クビリウス首相は、国内で新たに計画している原子力発電所の建設で、去年、優先交渉権を与えた日本企業との間で、契約締結に向けて交渉を進めていることに関連して、「日本の高い原子力技術に期待している」と述べました。
これに対して、野田総理大臣は、「福島第一原発の事故の経験と教訓を共有し、リトアニアの原子力安全の向上に協力していきたい」と述べました。
また、会談で、野田総理大臣が、日本とEUのEPA=経済連携協定について、早期の交渉開始に向けた協力を要請したのに対し、クビリウス首相も、協力する考えを示しました。