韓国で人気がある日本酒の販路をさらに拡大しようと、21日、韓国・ソウルで、日本各地の20の蔵元と韓国の流通関係者との間で商談会が開かれました。
これはJETRO=日本貿易振興機構などが主催してソウル市内のホテルで開かれたもので、韓国の流通関係者などおよそ100人が参加しました。
会場では、日本各地の20の蔵元が1社ずつ、自慢の酒の魅力をアピールしたあと、韓国側の出席者に日本酒の試飲をしてもらいました。
このうち、東日本大震災で酒蔵が被害を受けた宮城県の蔵元の担当者は「震災で売り上げが落ち込んだが、何とか回復してきたので、さらに韓国で増やしていければと思う」と意欲を見せていました。
韓国では居酒屋ブームもあって、日本酒の人気は高いうえ、今月1日からは、流通の規制が緩和され、小売業者が日本酒を直接輸入できるようになりました。
このため、この日の商談会には、小売や飲食店経営者の姿も多数見られ、ソウル市内で居酒屋を経営する韓国人女性は「仕入れコストが減って価格が安くなればもっと販売できる」と期待を示していました。
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