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産科医療補償 40%で記録に不備

2月21日 4時32分

産科医療補償 40%で記録に不備
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出産に伴って脳性まひになった子どもに補償金を支払う「産科医療補償制度」で、これまでに分析が終わった79例のうちおよそ40%に、異常が現れたときの記載がないなど診療記録に不備があったことが分かりました。

産科医療補償制度は、出産に伴って脳性まひになった子どもに、医療機関に過失があるかどうかにかかわらず補償金を支払うもので、再発防止策を検討する委員会が20日、これまでの分析をまとめた報告書の案を示しました。
この中で、去年12月までに補償金の支払いが決まった79例について分析した結果、39%に当たる31件でカルテなどの診療記録に不備があったことが分かりました。
具体的には、赤ちゃんの状態や救命処置について記していないものが8件と最も多く、次いで、生まれる前の心拍数を評価していないものが7件など、異常が現れたときの詳しい記載がない事例が目立っています。
このうち呼吸を始めるまでに30分近くかかったケースでは、処置が的確でなかった可能性があるものの、記載が不十分で検討できなかったとしています。
再発防止委員会は「原因分析や再発防止には診療記録の情報が不可欠で、特に異常が現れたときの母子の状態や医師の判断については、詳細に記載するよう医療機関に求めていきたい」としています。