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浪江町長 漁業再開へ支援要請

2月21日 18時49分

東京電力福島第一原子力発電所の事故で警戒区域と計画的避難区域になっている福島県浪江町の馬場有町長らが、21日午後、鹿野農林水産大臣と会談し、漁業者への速やかな賠償など漁業の再開に向けた支援を求めました。

この中で、浪江町の馬場町長と漁業者の代表らは、鹿野農林水産大臣に対し、原発事故で避難を余儀なくされたため海が荒れた際に対応できず船や漁具を失った漁業者にも賠償するよう国が東京電力に働きかけることや、港の修復など漁業再開に向けた支援を求めました。
これに対し鹿野大臣は、「賠償の問題が思うように進んでいないということなので、損害賠償に応じるよう東京電力には強く求めていきたい」と応じました。
会談のあと馬場町長は、「漁業に対してしっかり賠償するとともに、がれきの処理や汚染された海水の浄化など若い漁業者が働ける環境を作るよう求めた」と述べました。