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【社会】

そば打ちの高校生ら搬送 CO中毒か

2012年2月21日 21時01分

 21日午後2時40分ごろ、岐阜県中津川市阿木の交流レジャー施設「中の島公園ふれあいの里」の建物内で、そば打ち体験をしていた市立阿木高校の生徒と教員ら17人が頭痛を訴え、救急搬送された。

 中津川署などによると、一酸化炭素中毒とみられるが、いずれも命に別条はない。搬送されたのは同校生産科学科の2年生男子10人と女子2人、教員4人、そば打ちの指導員1人。帰宅後、男子生徒2人が病院で治療を受けた。

 午後1時半ごろから、生徒と教員計42人が、授業の一環でそばを打っており、室内でガス釜に湯をかけていた。

 通報で施設に駆けつけたガス会社員足立修一さん(62)は「こんろ台の排気口に鍋が置かれていた。誰かが間違って置いてしまったようだ」と一酸化炭素が排気されず充満した可能性を指摘した。そば打ちを手伝った地元の女性(72)は「空気の変化に気付いてすぐ換気したが、遅かった」と話した。

 男子生徒6人が搬送された市民病院では、処置を終えた生徒らが、待合室で保護者の迎えを待っていた。男子生徒(17)は「まさかこんなことになるとは思わなかった」と話した。

 阿木高校によると1995年から毎年、地元ボランティアらの指導で、そば打ち体験に参加。小見山輝明校長は「指導してくれる地域の皆さんは慣れているはずなのに残念だ」と話した。

(中日新聞)

 

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