02/21 18:47 更新
九州電力が採用を減らします。原子力発電所の再稼働が見通せず、業績の悪化を受けて、来年、2013年春の採用をおよそ3割減らすことを明らかにしました。九州電力によりますと、ここ4年間、350人余りで推移していた新卒採用について、2013年春は250人に減らします。九州電力管内では、6基ある原発がすべて停止したままで、現在も再稼働の見通しが立たず、火力発電の燃料調達費用などで業績が悪化しています。このため「業務運営のさらなる効率化を図る」として、新卒採用の削減を決めました。新卒採用を抑制するのは、電力の自由化が議論されていた2003年以来10年ぶりです。九州電力では、およそ1万2800人あまりの現役社員についても、「効率化を進める必要がある」としてます。