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被災3県、がれき処分わずか5% 環境相「厳しい」

2012/2/21 12:17
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 環境省は21日、東日本大震災で発生した廃棄物(がれき)について被災3県(岩手、宮城、福島)の処分の進捗状況を初めて公表した。がれき推計量は合計2252万8千トンで、このうち仮置き場への搬入などを経て処分したのは20日現在で117万6千トン、処分割合は5%にとどまった。

 政府は2014年3月までにすべてを処分するとしているが、細野豪志環境相は21日の閣議後記者会見で「このまま推移すれば極めて厳しい」と述べた。

 県別でみた進捗状況は岩手県が8%(がれき推計量475万5千トンに対し処分量36万7千トン)、宮城県が5%(1569万1千トンに対し71万9千トン)、福島県(原子力発電所事故の一部警戒区域除く)が4%(208万2千トンに対し9万トン)だった。

 一方、仮置き場に搬入したがれきの割合は岩手が100%に達し、宮城は99%、福島は61%。今後の解体により生じるものを含めると、岩手87%、宮城69%、福島59%だった。

 岩手県では、がれき推計量が年間の一般廃棄物発生量の約11年分、宮城県でも約19年分に達する。両県はがれきの一部を他の都道府県で処分する広域処理を進めている。広域処理の希望量は岩手が約60万トン、宮城が約350万トンで、主に木質の可燃物で、再利用が難しい廃棄物を対象と見込んでいる。

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