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最も参考になったカスタマーレビュー
66 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
だめだ、この人変態だ・・・(褒め言葉),
By レジ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 森薫拾遺集 (ビームコミックス) (コミック)
好きなものを徹底して描く、描く、描く・・・この作品はまさに森薫劇場、あるいは森薫による森薫のための同人誌とも言える。 これまでの未収録作品や未公開作品が見れるということで、読者にとって資料的価値高いが、 それと同時に「私と森薫」という視点も想起させる。 かつて私はエマを初めて読み終え、心地よい読了感のままあとがきに突入したものの、 そこでの異様なハイテンションに、「このおっさん大丈夫かよ・・・」と、素直な感想を抱いた。 そしてサイン会に参加し、気品ある女性が森薫作品らしき絵を描いていることに衝撃を受けた。 「見た目は女性、中身はおっさん」と某バーロー並のギャップを持つ人間、それが森薫だ。 そんな作者から紡ぎ出される作品の素晴らしさたるや、今更語るまでもない。 森薫作品で作者の全力が見えない作品はない。 ああこの人これが好きなんだな、描きたかったんだなという熱意がバシバシ伝わる。 そういうポイントで本作品も見ていけば、作者の変態振りにきっとほくそ笑むことうけあい。 例えば70ページの「カバー・ストーリー」を見ると、確実に症状は悪化していると嬉しくなる。 筆に熱意はのるものであると改めて認識させ、ある種の清々しさすら覚える。 作者が楽しいと読者も楽しい。だから森薫作品が好きなのだ。 世の中にはいろんな傑作の拾遺集があるが、やはりこれも傑作であった。 いつものあとがきに加え、まえがき、なかがきも必見。
15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
突き詰めて言えば一言、スゴイ!,
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レビュー対象商品: 森薫拾遺集 (ビームコミックス) (コミック)
漫画に限らず、何かを表現しようとしたならば、当然その対象を調べるものだと思いますが、 森薫先生はその力が常人をかけはなれた域にあるように思います。 これは森薫先生の作品を読まれた方ならばご理解いただけるかと。 この本は、珠玉の短編に加えて、 そんな森薫先生の「研究」の一部を覗き見ることができます。 コルセットと暖炉について6ページずつ描かれているのですが、 まさに「研究」と呼ぶにふさわしい内容。 どちらも、「こんな時代背景でこんな漫画を描きたい」という レベルでは絶対に到達し得ないレベルです。 しかも、無理矢理6ページに収めたというのですから、 実際どこまで範囲を広げて調べていらっしゃるのか想像がつきません。 論文でも書くつもりなのかと思わされる程の印象を受けましたが、 論文にしろ、漫画にしろ本当に人を納得させるには やはりこのレベルが必要なのだと思い知りました。 森薫先生の作品を読まれた方には間違いなくオススメです。 読まれた事がない方は、他の作品もあわせて読むことをオススメします。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
神は細部に宿るので、フェティッシュもまた良し。,
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レビュー対象商品: 森薫拾遺集 (ビームコミックス) (コミック)
本棚を見れば、その人の人となりがわかると言った人がいたと思うのだが、この本を読めば、森薫という人の成り立ちがよくわかるだろう。別にわかりたくない人や、もう知ってるという人にも、どんどんわかってしまうので覚悟しておくように。 この本は、森薫氏の画業10周年記念の意味もある、森薫ファンへの贈り物ともいえる作品集である。 なので、他にも書いている方がおられるが、この本を真に楽しむには、まず、森薫ファンとならなければならない。しかしながら、それはさほど難しい事ではない。まず、森薫氏の作品を一冊読んで、それから、この本を買い求めればいいだけのことである。そうすれば、この人がどんなにすごい変態か、よくわかる。 森薫とは、まさに、フェティシズムの権化といえるのではないだろうか。 …これ、作者が男性だったら、ドン引きするレベルだよ。 本能のおもむくままに、執拗に女性の曲線を描き、さらに、これでもかと描かれた細かい線による質感の表現、また、小さなイラストにも一切手抜きをせず、一つの作品へと昇華させる、森薫という溢れる才能が堪能できる一冊である。
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5つ星のうち 5.0
読んで納得、見て驚きの一冊です
お屋敷へようこそ、旦那様 見えるよえになったこと 鍵穴紳士倶楽部 ブカちゅん 昔買った水着... 続きを読む
投稿日: 6時間前 投稿者: 未佐緒
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