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第2のイケアとなるのか 北欧の「100円ショップ」が上陸 (2/2)
[産経新聞]
日本で購入できる北欧の雑貨といえば、これまで高級品が多かった。大阪など日本で11店舗を展開するコペンハーゲンのインテリア専門店「イルムス・ボリフス」はデンマーク王室御用達だけに、店頭に1万円以上のロイヤルコペンハーゲンのカップや高級銀製品ブランドのジョージジェンセンのアクセサリーなどが並ぶ。
日本初進出となるタイガーにとって“見本”となるのはイケアとH&Mだ。イケアはスウェーデン発の家具専門店で、2006年に日本上陸。低価格でデザイン性の高い家具が人気を集め、各店とも週末は遠方からの来店客も多く、2020年までに日本での店舗数を最大13店に拡大する計画を打ち出している。
一方、スウェーデンのカジュアル衣料大手のH&Mは一昨年に大阪・道頓堀に大型店を開業したほか、大規模ショッピングセンターなどへに相次ぎ出店。日本での店舗数を12年末までに現在の約2・5倍にあたる30店を目指している。
タイガーも、日本企業にはない「デザイン」と「低価格」という2社と共通する武器を持ち、生産拠点がある中国は日本に近い。日本での成功を足がかりにアジア全土への展開も計画しており、第1弾となる今回の大阪進出には並々ならぬ力を入れている。
北欧の「100円ショップ」は、商売にシビアな関西人に受け入れられるのか……。その動向が注目されている。(阿部佐知子)
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