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事件
【放射能漏れ】「友達と会えない」「もう戻れない」 小中学生の思い複雑 浪江町がアンケート
自由記述では「クラスの男子に『浪小に帰ったら』といわれた」「おばあちゃんがピリピリして怖い」「1人ぼっちの留守番は寂しい」などの悩みが記された。
浪江町が「好き」と回答したのは8割以上。ただ、将来像についての自由記述では「放射能の心配がない町」「人が住める町」といった意見がある一方で、「戻れない。浪江町はなくなっている」という回答もあるなど、小中学生の間でも将来像が分かれていることが浮き彫りになった。
また「今の生活でうれしかったこと」については、「新しい友達ができた」が82・4%で「学校が楽しい」(55・4%)を引き離して最多。小中学生の生活の中心が「友達」にあることがみえる。「家族の大切さが分かった」(50・9%)「友達の大切さが分かった」(48・0%)など、震災を機に人間関係が改善した面もうかがわれた。
自由記述では「両親が仲良くなった」といった回答から、「広島弁を少し覚えた」と県外に避難したとみられる小中学生の回答も。「身長が早く伸びるようになった」と、たどたどしい字で書いた小学生もいた。
(荒船清太)
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