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事件
【放射能漏れ】「友達と会えない」「もう戻れない」 小中学生の思い複雑 浪江町がアンケート
東京電力福島第1原発事故で全町避難を余儀なくされている福島県浪江町は20日、被災地で初となる避難中の小中学生へのアンケートを公表した。「生活で困っていること」について「浪江の友達と会えなくなった」を挙げた小中学生が8割に上り、一番に「賠償」を挙げた高校生以上の町民との差が際立った。町の担当者は「将来を考えれば子供の考えこそが大事だ。町の復興に具体的に生かしていきたい」と話している。
アンケートは郵送の選択・記述式で1697人に配布。1190人が回答し、回収率は70%だった。
「今の生活で困っていること」に、複数回答で一番多かったのは「浪江の友達と会えなくなった」で78・7%。次点の「家が狭い」の54・9%を大きく上回った。ほかに「放射能のせいで病気にならないか心配」との回答が35・9%。「親の仕事がなくなって心配」(23・9%)とする回答もあった。
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