大型クレーンでがれきの撤去が行われている東京電力福島第1原発4号機の原子炉建屋。建屋上部には作業員の姿が見られる=20日、福島県大熊町(代表撮影)
大型クレーンでがれきの撤去が行われている東京電力福島第1原発4号機の原子炉建屋。建屋上部には作業員の姿が見られる=20日、福島県大熊町(代表撮影)

福島第1原発構内を報道陣に公開

国内外30社が参加

 東京電力は20日、東日本大震災で事故を起こした福島第1原発を新潟日報社など報道機関に公開した。水素爆発が起きた3号機では今も高い値が続く放射線に阻まれ、原子炉建屋のがれきの撤去が進んでいない。

 福島第1原発構内の公開は昨年11月に続いて2回目。今回は国内外のメディア約30社が参加し、東電の原発立地県の新聞社として本社が初めて取材に入った。

 構内では、東電柏崎刈羽原発が被災した2007年の中越沖地震を教訓に建設され、事故対応の拠点となっている免震重要棟などを視察。放射線量が高いため、取材者は防護服や全面マスクを着用し、バスで移動した。

 1~3号機に比べて放射線量が低い4号機では、作業員が崩れた原子炉建屋の上部に上がり、がれきの撤去作業に当たっていた。

 3号機の横ではこの日最大の1時間当たり1500マイクロシーベルトを観測。通常(同0・016~0・16マイクロシーベルト)の約1万倍~10万倍の値だ。バスを降りて取材できたのは免震重要棟と1~4号機を見渡せる高台の2カ所だけだった。

 取材に応じた福島第1原発の高橋毅所長は「1~4号機を早く安心できる状態にして、地元の方々が一日でも早く戻れるようにしたい」と述べ、廃炉に向けた作業を急ぐ考えを強調した。

 今回の公開は経済産業省原子力安全・保安院による保安検査に伴うもの。保安院は冷温停止状態の維持に必要な循環注水冷却や汚染水処理など設備7種類の運用状況の確認を進めている。

新潟日報2012年2月20日

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