‐反抗期はあった?
「最初っから。いまだに反抗期ですね。『何でみんな決めつけちゃうんだろう?アイドルだから?面白くないじゃん、そんなのだれがやっても一緒じゃん』。そういう考え方は持ってましたね。(デビューの)15、16歳の時から『仕事をしよう』って意識があったので、もっと面白いものやろうよ、としか思ってなかった」
‐芸能界もういいか、と思ったことは。
「芸能界やめたい、ってのは毎日思ってますよ。それぐらいがちょうどいい仕事だと思いますよ。だから面白いことができるんじゃないですかね。自分と仕事の距離感って、それぐらい持ってないと疲れるし。つぶされるし。友達だってさ、ベタベタベタベタ一緒にいたら絶対けんかになるんだからさ、『アンタなんかさあ』ぐらい言える人が一番仲がいいわけじゃない?」
◆休みの日は「人に会わないように」家にこもるのが好き。メールの返事もめったに返さないという。テレビを見たり、本を読んだり。1カ月休みがあった時は旅にも出ず、外出はスーパーに行くぐらいだったとか。
‐プライベートはド派手な“芸能人”ぽくないというか、フツウな感じがしてきました。
「だって普通に生活してたらだれも何もしてくれないし。お姫様みたいにできるんだったら、したいですけどね(笑)お城も持ってないですからね(笑)馬車もないし(笑)家も持ってないし、賃貸だし。ばあやもいないし。あ、週に一度、うちの姉(三人姉妹の長女)が。シングルマザーなんでちょっとバイトさせてあげてるんです(笑)。ま、でも、姉がやることなんで、ちょっと掃除機かけてちょっと洗いもんやってくれて。業者だったらもっときれいなんだろうけど(笑)」
‐将来は。
「いつまでやってるかも危ういですもんね、この仕事。自分でパッと思ったことを行動するタイプなんで。需要がなければ仕事もらえないし。私の場合、続けてられるのでありがたいなと思ってます。自分の力の半分ぐらいでやれる仕事はやろうとは思わないですね。私の限界超えてそうだけど、難しい仕事のほうがチャレンジしたくなる。ちょっとMっ気があるのかな(笑)。常に100%を超えたい、と思ってますね」
‐改めて30周年、何か。
「なんとも思わない。若い役者さんと話する時に、『あなたが生まれた時からやってるのよ、私、偉くない?』って言うぐらい。ははは(笑)」
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小泉今日子(こいずみ・きょうこ)1966年2月4日生まれ。神奈川県厚木市出身。82年「私の16才」で歌手デビュー。以後、「なんてったってアイドル」「あなたに会えてよかった」など数々のヒットを放つ。近年は映画「グーグーだって猫である」「トウキョウソナタ」などに出演。舞台への出演も多数。エッセイストとして本を出版するほか、04年から新聞の読書委員(書評)を務めている。デビュー記念日の3月21日に30周年記念ベストアルバム「Kyon( 30)〜なんてったって30年〜」が発売される。
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