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史上最大のアスリート・WWEビッグショー 3

 ‐これだけ大きな人(現在は身長214センチ、体重200キロ)がこれだけ動けることはプロレスの歴史上、今までありませんでした。妙な質問ですが、なぜあなたはそんなに大きいのにそんなに動けるのでしょうか。

 「自分はたいへん恵まれていた、と思います。子供のころから他の子供たちと同じような遊びをやってきたので、自分の体格だからできないことはない、と思っていました。今でもそう思っています。

 12歳のころには6フィート2インチ(1メートル88センチ)、14歳のころには6フィート7インチ(2メートル7センチ)とたいへん大きな体格をしていたのですが、ほかの子供と同じように縄跳びをしたりブランコをしたりしていましたので。単純に恵まれた体格で今まで普通の生活をしていた中で、たまたま運動神経があったのだと思います」

 ‐体が大きいことのメリットはなんですか。

 「メリットはやはりこの仕事につけたこと。どんなに小さな子でも、自分の手を見せただけで笑わせることができるということです」

 ‐デメリットは。

 「デメリットは健康管理の部分で、普通の人より努力して心臓だったり肺の管理をしていかないといけないということだったり、とてもかっこいいスポーツカーに入れなかったりだとか、頭をぶつけることが人より多かったり、あと家具を壊すことが多かったり、そういったことですけど。ただ、本当に、自分はそれだからといって不幸だと感じたことは一度もないですし、むしろ恵まれていると感じています」

 ‐最後に、あなたにとってWWEとはなんでしょうか。

 「WWEはわたしのもう1つのファミリーであると考えています。引退してもWWEとは一生、関係を保ち続けていくと思いますし、こんなに人を幸せにできてポジティブな影響を受けられる企業はほかにもないと思いますし。WWEに携わっている人間がみんなWWEのファンであるようにわたしもWWEのビッグファンですし、今後も何かしらの形でWWEと付き合っていきたい。自分に欠かせない、家族のような存在です」

  ◇  ◇

 ビッグショー(BIGSHOW) 1972年2月8日、米サウスカロライナ州出身。95年、WCWでザ・ジャイアントとしてデビュー。いきなりH・ホーガンの世界ヘビー級王座に挑戦。96年、R・フレアーから同王座を奪取した。99年、WWEと契約。WWE、WCW、ECWの世界ヘビー級王座をすべて獲得した唯一の選手となる。映画「ナックルヘッド」主演など俳優としても活躍している。得意技はチョークスラム、KOパンチ、コロッサルクラッチ。足の大きさは40センチ。胸囲は163センチ。







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