元NHKの住吉美紀アナがいよいよ本格的に民放キー局に進出することになった。すでに報道されているが、フジテレビで4月から始まる予定のワイドショーのキャスターに抜擢されたのだ。フジテレビ関係者が語る。
「住吉さんに白羽の矢が立ったのは、報道もバラエティもいける器用さがあるから。当初、高島彩アナの名前も挙がったんですが、ちょっとギャラで折り合いがつかなかった。また、西山喜久恵アナや島田彩夏アナら局アナも候補になったものの、話題性に欠けるということで見送りになりました」
フジテレビにワイドショーが復活するのは、約12年ぶりのこと。これまでその時間帯は韓流ドラマを延々と流していたが……もしや反対デモの影響があった?
「いえ、まったく関係ないです(笑)。実は数年前から局内でワイドショーの復活を望む声が大きかったんですよ。あの時間帯で視聴率が落ちると、夕方の『スーパーニュース』まで影響してしまう。実際、高視聴率番組の『情報ライブ ミヤネ屋』が日テレで始まって以降、夕方のニュース戦争でも苦戦を強し いられています。ただ、ワイドショーは生放送という性質上、とにかくお金がかかる。なので、いつも企画倒れに終わっていたのですが……昨年、日テレに視聴率三冠王を奪われたことでそうも言っていられなくなった。“打倒、ミヤネ屋”はウチの悲願ですね」(フジ関係者)
住吉アナがプレッシャーで押しつぶされなければいいが……。
■住吉美紀
1973年4月5日生まれ。国際基督教大学卒業後、1996年にNHK入局。『スタジオパークからこんにちは』『プロフェッショナル仕事の流儀』などの人気番組を担当。2011年3月に退局し、フリーに。