勝負師  藤咲美優

私は父親じゃない。母親じゃない。親なんだ。


テーマ:

最近毒を吐かなくなって大人しくなったという美優のブログだけど、

ひさびさに書くよ。


ニュースで話題になっている、

少年が母親と赤ちゃんを殺した事件。

あれについては、ほんと犯人は死刑でいいと思う。

本村さんも新しい彼女(今も交際が続いているかは知らないけど)と再婚して、

幸せになって欲しいと美優は思う。

奥さんの弥生さんもきっと天国でそう願っているはず。


被害者遺族の洋さんが出した本。

今まで実は読んだことなくて、

内容を知らなかったんだ。

二人の交換日記や、

弥生さんが書いた手紙とかが載せてて、

ほとんど加筆をしていないようなのさね。


もともと洋さんは弥生さんの親友と付き合っていたそうで、

よくその3人で遊んでいらしい。

だけど洋さんは実は弥生さんが好きだったらしい。


でも弥生さんはモテそうだから彼氏も当然いるだろうと思い、

弥生さんの親友とは妥協で交際していたらしい。

でもあるとき、3人で飲んでいたら親友が酔い潰れてしまった。

洋さんは弥生さんと二人だけで話しているうちに感情を抑え切れなくなった。

そして自分の気持ちを告白した。

すると弥生さんも、実は洋さんが好きだったという。

そこでふたりはキスをして、

付き合うことになったわけさ。。。


そこって書かないほうが良かったんじゃない?



弥生さんが書いた元親友への愚痴、

「あの子には赤ちゃんを見せたくなかった」とか、

「彼氏を取られる方も悪いのにまだねちねち文句を言っているらしい、ムカつく」とか、

そこまで載せちゃよくない気がする。


旦那さんだからこそ、

泣くなった弥生さんのことを悪く思われるようなことは載せない方がいいと思った。


あと、

「女性は襲われたとき、自分の命を守るために、凌辱に甘んじてしまうことがあると何かで読んだことがあります。

「激しく抵抗し続けて殺されるくらいなら」と頭で考えて抵抗を止めてしまうのではなく、

死への本能的な恐怖かが抵抗をやめさせるらしいのです。

 しかし、死への本能的な恐怖すら乗り越えて、弥生は激しい抵抗を止めなかった。

最後の最後まで凄絶に拒否し続けた。

そして、その懸命の拒絶によって命を失ってしまった。

弥生は私を心から愛してくれていました。だからこそ、犯人に対して最後まで必死に抵抗したのに違いありません。弥生は私以外の男に体を汚されることを、命を賭して拒絶したのです。

最後まで、私への愛を貫く道を選んでくれたのです。

たとえ自分の命を落とすことになっても、必死で弥生は抵抗し続けたのです。妻はそういう潔癖な女性でした。

私はそんな弥生を、今でも誇りに思って生きています」っていう部分。



表現の仕方って言うか、

なんていうか、

今までにレイプをされた経験がある女性が読んだら、

どう思うんだろ?

恋人と親友に裏切られた友達が読んだら、

どう思うんだろ?

もし、弥生さんがレイプされて生き残っていたら、

「最後まで、私への愛を貫いてくれなかった」とか、

「他の男に汚された」とか心の中で思いながら、

生活していったのかな??

内容的には弥生さんは洋さんとしかたぶんしたことなくて、

洋さんも「他の男を知らない潔癖な女性の弥生さん」にこだわっているように思えたりもした。


案の定、

ネットの掲示板で弥生さんの批判とかすごくなりだしたさね。

この本がでてから。

洋さんが、もっといいエピソードだけを選んでいれば、

周囲の反応もまた違うものになったのになぁ。




そして今年の夏、いよいよ映画が公開されるね。


天国からのラブレター

Amebaおすすめキーワード