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辺野古に県準絶滅危惧種 アセス評価書 不記載2012年2月20日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

 名護市辺野古への米軍普天間代替基地建設に向けた環境影響評価(アセスメント)の手続きが進む中、環境保全団体や市民らが2010年7月と11年12月に行ったキャンプ・シュワブ前の海草藻場・葉上性貝類相調査で、沖縄防衛局作成の評価書に記載されていない、県レッドデータブック準絶滅危惧種指定の貝類・クサイロカノコが見つかっていたことが分かった。環境保護団体からは「評価書そのものの信ぴょう性を疑わざるを得ない」と、あらためて批判の声が上がっている。
 辺野古での調査は日本自然保護協会主催で02年から行われている。ジュゴンの食草でもある海草類の被度調査を続け、10年7月には初めて葉上性貝類相調査を行い、クサイロカノコやキンランカノコなどの貴重種を発見していた。
 昨年12月9、10日の調査は、市民ボランティアも含め延べ19人が参加。ここでもクサイロカノコを発見し、海草類は例年通りウミヒルモなど環境省レッドデータブック準絶滅危惧種の7種を確認した。
 同協会の大野正人保護プロジェクト部長は、海草について、評価書が被度面積のみで評価している点を指摘。埋め立て海域で特徴的な構成分布や、そこに共存する葉上性貝類などの評価に不備があるとしている。(石井恭子)


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