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特別(軍事)用語辞典

並び順はあいうえお順の後A〜Zとなっております。



アフターバーナー
推力増強装置のこと。これを使うと高い推力を得られるが燃費が悪くなる。
また大量の熱の発生を伴い、ステルス性能が落ちる。
ミサイルに追いかけられやすくなるため「排気を絞れ!」とはこのことによる。
ただし、後方から迫ってくるミサイルでないミサイルを回避するにはアフターバーナーを吹き旋回し、回避行動をとるというのも一つである。




ウィルコ
Will complyの略。「了解。あなたに従います」という意味の無線用語。
ラジャーはただ、「了解。」という意味(命令を理解しました)だが
こちら(ウィルコ)は「命令を実行します」をいう意思表明が含まれる。




エアインテーク
戦闘機のエンジンの空気の取り入れ口のこと。




エンゲージ(インゲージ)
交戦、追撃、射程範囲に入る等の意。




オーバーシュート
2機の戦闘機が1機が追われ、1機が追いかけているような空中戦闘中、
追いかけている機が相手を追いかけている内に追い抜いてしまうこと。
絶対にやってはいけない失敗例の一つで、
敵機が後ろにいる状態での敵機との距離が、敵機が機銃が外しようの無い距離になる。
ちなみにこのオーバーシュートをムリヤリ誘発させる機動の一つを「ハンマーヘッド」(下記参照)という。



気化爆弾
後述参考。 →  <FAEB>



グレイアウト
ブラックアウトの別称。 詳しくは → <ブラックアウト>参照。




元帥
軍隊の階級の一つ。総帥の次の最高位階級。
長年、軍に在籍し非常に功績を残したものに与えられる階級といえる。
ポストとしては国防軍最高司令部総監、陸、空、海軍最高司令官、方面軍最高司令官、軍集団最高司令官などが多い。
ちなみに、元帥をおいていない国も多い。その場合は「大将」が最高位階級となる。



コンタクト
レーダーで目標を捕捉すること。
エースコンバット0での敵エースの発言「こいつ、たった数コンタクトで・・・。」
というのはレーダーロックを少ししかしていないのに・・・ということかと思われる。
ちなみに、エンジンを点火するという意味もあるそう。



サイレンサー
拳銃の先端に取付けることが多い発射音抑制器。命中率を上げるという効果もある。
ハーモニカ型のものや、円筒形型のものがある。
ただしリボルバーはシリンダーに隙間があるため静音することが出来ない。
オートマチックタイプの場合はスライドをロックする必要がある。
音が減少するということから「サプレッサー」とも言われる。




ジャミング
妨害電波を放射し、レーダーを使用不可能にしたり、ロックをできなくさせること。
また、通信も妨害することができる。
現代の戦闘機ではECMPと呼ばれる兵器を使う。
これを装備しているものにはEAー18G、EA−6Bが有名。
これらは「AN/ALQ妨害ポッド」を積むことが多いそう。
ちなみにエースコンバット5ではE−767がジャミングをおこなっていたが、
あれは早期警戒管制機(AWACSのこと後述)であり、ジャミングはおこなわない。(攻略本でも注釈が載っていた・・・?)




巡航ミサイル
無人で長距離をとび(射程距離が長い)精密誘導され目標地点まで到達するミサイルのこと。
地上、航空機、潜水艦、艦艇から発射される。
低速だが超低空を飛行するためレーダーに表示されにくく、撃墜されにくい。
湾岸戦争などでも使用された。
将来的には、化学レーザー砲で巡航ミサイルを破壊するシステムが出来ると推測される。
(空中発射レーザー・ミサイル迎撃機 AL−1Aというものが現在運用評価試験中。)
(民間でよく使用されているような機の機首付近にレーザー砲が設置されている。おしゃぶりみたいでなかなかかわいい。)




スタンドオフディスペンサー
精密自律誘導兵器のひとつで、飛翔体を発射、ロックオンした対象の周辺を飛翔し、
帯状に小型爆弾を散布する兵器。
目標をロックオンできるため命中精度が高く、長い距離を飛翔できるため敵の勢力範囲外からの攻撃が可能である。
現在フランス、アメリカで運用されている。




ステルス
英語で「見えない」などの意。しかし現代では機体が「見えない」という意味の光学迷彩のことでは無い。
これは、(現代では)レーダーに映りにくくする、または映らなくする技術のことである。
しかし、完全にレーダーに映らないわけではなく、実は接近されるとレーダーに表示されてしまう。
そのため、敵のレーダーにはいきなり機体が表示されることになる。
エースコンバット4ではゲーム中でこの表現がリアルにされていた。

ちなみにステルス性を得るには「形状によるステルス性」と「塗料によるステルス性」がある。

形状によるステルス性はレーダー波を反射しない形状にすることでステルス性が得られる。
このため、高いステルス性を得ることが出来る。
塗料によるステルス性はレーダー波を吸収する塗料を塗ることでステルス性が得られる。
しかし、これは効果が高が知れており、あまり効果的ではない。あくまで補助的な効果、である。
また、塗料が次第に剥がれてくる為、コストがかかる。


SFでよく、ステルス塗料を塗っただけの機体があるが、アレではレーダーから一時的に消える程度のものと思われる。
また、コストがかかりすぎるためあまり賢明とは思えない。
ちなみに、戦闘機ではこの技術が沢山応用されている。
有名なものにはF−117、F/A−22、F−23、F−35など。

余談だがFー117はステルス性が高いが、独特の形状により空戦能力が低くなってしまっている。
F−23はF/A−22Aと開発競争のときの案の一つである。採用はされなかった。
これはF/Aー22が推力偏向ノズルを採用し、機動性、操縦性に勝ったからだそう。
しかし、Raven.BはF−23の方がデザインは好みである。こちらの方がステルス性が高いといえる。
ただ、日々妄想していると、F−23は3次元に動く尾翼が整備制、量産性に欠けるかな・・と思ってしまったりする。




早期警戒管制機
後述参考。 →  <AWACS>



耐Gスーツ

ある程度のGが加わると風船のようなものが膨張してパイロットの下半身を締め付けるフライトスーツ(パイロットスーツ)。
下半身を圧搾空気で締め付けることによりG−LOC(G−LOCの項参照のこと)を防ぐ。
個人差もあるがだいたい1.5G程度Gに強くなる。
この機能の事(締め付ける機能)を「コンバットエッジ」というそう・・?
またその風船のことをCE BLADDERというとか・・?




弾道ミサイル

射程が5500km以上のミサイルのこと。
射程が5500km以上のミサイルは弾道ミサイルとすると
SALT(戦略兵器制限交渉)に定義されている。
ちなみに6400km以上のものは大陸間弾道ミサイルと呼ばれる。<大陸間弾道ミサイルの項を参照のこと>




チャフ

レーダーの電波を乱反射させるための金属などの破片のこと。
(アルミ箔やプラスチック、ワイヤーにアルミを蒸着させたものを使用する)
大量にばら撒き、大気中に滞空させることでレーダー波を妨害する。
主に敵にレーダーロックされたときや、セミアクティブレーダー誘導ミサイルを
発射された時に有効である。




懲罰部隊<懲罰大隊>

敵前逃亡など軍規に違反したり、命令違反など命令を守らなかった場合に所属させられる部隊。
ちなみに、懲罰部隊に所属させられる時、階級は剥奪される。
懲罰部隊は危険な任務、危険な配置(例えば戦闘機の後ろの銃塔座席。被弾率が高いため死亡しやすい)につかされる。
また、死体の処理や地雷の撤去などもさせられる場合がある。(ソ連は懲罰部隊を地雷原に突入させたりした。)
戦争の悲惨さがよく分かるともいえる部隊である。まともな末路はありえない。かなり酷い。
ちなみに、余談だがどんな規模でも(師団だろうが小隊だろうが)「大隊」というそう。

ゾイドではエース部隊の閃光師団(レイフォース)が敵国皇帝ヴォルフを逃した罪により懲罰部隊となり、
危険な任務ばかりさせられている・・・という描写があった。




デイジーカッター

地上物をなぎ払うように吹き飛ばす爆弾のこと。
パラシュートを開きながら降下させ、投下する。
硝安と水の混合物を主体とする爆薬、スラリー爆薬を使用している。
そのため、爆発はまるで、戦術核のようなきのこ雲を立ち上らせるそう。
アメリカ軍に使用され、ベトナム戦争ではジャングルの木を吹き飛ばしヘリの発着場を作るのに使用された。
湾岸戦争では地雷原の撤去に使用された。
ちなみに、FAEB(後述参照)と間違えられて誤報されたことがある。




デブリーフィング
作戦後の会議のこと。(作戦結果報告ともいう)
作戦前の会議は「ブリーフィング」という。




特別攻撃

いわゆる特攻攻撃のこと。体当たり攻撃、捨て身攻撃とも言われる。
映画ではクライマックスに絶体絶命の状況で仲間が特別攻撃をし、涙を誘ったりする。
しかし、現代では「戦法としては最悪」と評価している。
とある国の人曰く、「どこぞの国の人は強制してさせてたがありゃイカれてる。我々は絶対にさせないね。」だそう。




ドット・サイト

照準機を除いた時に見える赤い点(ドット)で狙いをつけることによりターゲットを狙うサイト。
近・中距離戦に最適なサイトといわれている。
近年では特殊部隊がよく装備している。「MP5ラス」などによく装備されていることで有名。




トマホーク

形式番号BGM−109。有名な「トマホーク」は愛称である。巡航ミサイル<巡航ミサイルの欄を参照のこと>の一種。
低速(最高速度M0.75)だが超低空を飛行するため撃墜は難しい。
射程距離は1kmを越えるといわれている。装備できる弾頭は様々な種類がある。(対地、核、滑走路、対艦など
目標地点と着弾地点の誤差が少ない(誤差は6mほど)、非常に高い命中率を誇る。
ちなみに、一発のお値段は1億7500万円。(最新ものは7100万円になるそう)高ッ。




ネガティブ
否定、不可能、拒否等の意。




燃料気化爆弾
後述参考。 →  <FAEB>



ハードポイント

武器(またはパイロン。後述参考。)を取り付ける場所、装置。




パイロン

戦闘機の武器(兵装)と主翼をつなぐ部分。
電気系統のトラブルにより武器の切り離しができなくなったりすることがある。

特に、ミサイルや爆弾の場合は致命的で、ドラマや映画ではよく演出に使われる。

(ちなみに着陸進路の目安となるもの全般と、「目標塔」のことをさすこともあるようです。)




ハンマーヘッド

「オーバーシュート」(上記参照)を誘発させる行為の一つ。
これは、お互いに「アフターバーナー」(上記参照)を吹かし追いかけ、逃げている状態で
逃げている機がほぼ直角に機首を上げ高度を上げている状態で、エアブレーキを作動させ、失速させる。
傍から見れば逃げている機が上空を静止しているような状態になるそう。
しかし、一つ間違えれば、そのままストール(制御できなくなるまで失速すること)し墜落してしまう(ディープストールとも言う)
かなりの荒業である。

これを出来るのはストールを立て直すことが出来る高い機動力、エンジン出力を持った機か、小回りの効く軽量戦闘機である。
ちなみに現代の戦闘ではSu−27系の機体が得意としている機動(ポストストールマニューバという下記参照)ですると高い効果を得られる。
キノの旅で有名な時雨沢恵一さんの小説作品「アリソン」1巻でアリソンがベネディクトを陥れたのはこの機動と思われる。
小説や映画で頻繁に登場する花のある機動だが、あまりこの名前が登場することは少ない。

余談だがエースコンバットでもこの機動を行うことが出来る。
ただし、相手が後ろに3機以上いるとかなり辛い。
2機ぐらいまでなら陥れることが可能。(8492隊を沈めるときこの機動に管理人がお世話になりました)

と、書いているが今よく考えると、ゾイドに「ハンマーヘッド」という機体がいたような・・・・。アレ・・・?




バイザー

ヘルメットについている目の前を覆うもののこと。
航空部隊のものは日差しよけになっていることが多い。
ちなみにバイザーが防弾タイプになっているものもある。




ブラックアウト
急激なGの加圧により起こる症状(G−LOC)の一つ。
だいたい、5G〜6Gくらいから(おもにプラスG)(宙返りなど)この症状が現れる。
症状は視野が狭くなり、景色が暗く、もしくはモノクロに見えてくる。
酷い場合は(急激にGが加わった場合)なんの前兆も無く意識を失ってしまう。(失神する)
これは血液が下半身に集中し、脳に充分な血液が供給されなくなるために起こる。
耐Gスーツの効果により下半身を締め付けるとこの症状を軽減できる。

余談だが、ジェットコースターは3G程度。ジェットコースターで失神できるRaven.Bは戦闘機に乗れません。
(戦闘機に乗っていると常に2〜3G程度かかる)
5〜6Gを体験しようと思うと、多分、戦闘機かスペースシャトルに乗らないと無理である。
また、「グレイアウト」とも呼ばれることがある。




ブリーフィング
作戦会議のこと。
作戦前の会議は「ブリーフィング」といい
作戦後の会議は「デブリーフィング」という。




フレア
赤外線誘導ミサイルを発射された時に使用する熱源体のこと。
放たれた熱源体をエンジンから放出される赤外線と思わせ、ミサイルに熱源体を追わせ、回避する。
ただ、最近は画像でも識別(誘導)させる赤外線ミサイルが作られてきているためフレアを使用しても回避できないかも。
エースコンバットではB−2がフレアを使用していた。

<別の意味>
いわゆる着陸する時、機首を少しあげ、後輪2つで着地してから前輪を着地させ、
ショックを和らげる離陸方法(着陸姿勢)(エースコンバット5のムービーなど)の意味もある。
ちなみに着艦距離の短い空母での着艦の時にフレアをしてはいけない。あくまで着『陸』の時のみである。




ブレイク
現在の機動から離れる、編隊から離れるなどの意。
「ミサイル接近!ブレイク!ブレイク!」と言ってミサイルを回避するときや、
「レッド3、ブレイク、ナウ!」と言って編隊を離れる時に使用される。




ベイルアウト
機体から脱出すること。
最近の戦闘機はゼロゼロ式と呼ばれる射出座席が採用されている。
Suー27は背面飛行時にも脱出することができたそう。
ちなみにゾイドで登場するレイヴンはシャドーで分子レベルで融合(結合)するためシャドーに頼る必要がある。




ボギー
詳しくは下記参照。 →  <BOGEY>




ポストストールマニューバ
Su−27系の戦闘機が得意としている機動の総称。
有名なものには、地面と平行に飛行している状態から一瞬で90度(より大きいらしい)機首を上げる「プガチョフ・コブラ」
高度を変えずに一瞬で宙返りを行う「クルビット」
機体がロールしている状態から一瞬で機首を大きく傾ける「フック」
などの機動がある。




マガジン
連発できる銃器の弾が数発入った弾倉や弾薬室のこと。
アラビア語「倉庫」からきているといわれている。




マスターアーム(スイッチ)

戦闘機などの操縦席にあるいわゆるセーフティー機能の為の(誤射を防ぐための)スイッチ。
別名、武器発射安全装置。




味方識別装置
詳しくは下記参照。 →  <IFF>




無人航空機
パイロットが乗っていない、遠隔操作や搭載されたコンピューターによる自律飛行を行う飛行機のこと。
パイロットが乗っていないためキャノピーを廃止してステルス性能を高くしたりすることも可能。
現在(2006年)では高高度、中高度の無人偵察機として使用されている。
しかし、技術の向上により将来的には戦闘無人航空機なども開発されると考えられる。(現在X−45という形式番号で開発中。)
また、もし開発された場合、パイロットがいないため、急激な加速、高い旋回(機動)を行うことが可能と思われる。




無誘導爆弾
レーザーで誘導されない、パラシュートを開いたり開かなかったりしてそのまま投下される爆弾をひっくるめて無誘導爆弾という。
元々はパイロットが片手で操縦しながら片手で爆弾を落としていたのが始まり。
現代ではもちろん、パイロットの手では落とさず、機体に搭載されているものを投下する。
ただし最近は、無誘導爆弾では一般市民への被害が出るため大量に、拡散的に投下するのは自粛されてきているそう。




誘導貫通爆弾
正しくはセミ・アクティブ・レーザー誘導型貫通爆弾。
これは、投下し、レーダーを照射することで爆弾を誘導するものである。
現代(近年)の戦闘ではコンピューター制御技術の向上により高い精度が得られる。
しかし、これには弱点があり、投下している間はレーザーを照射するので地上砲火を受けやすい。
また、レーザー光を使用するため煙幕、悪天候により爆撃が出来なくなる可能性がある。




リボルバー
回転式弾倉(シリンダー)がある拳銃のこと。
シリンダーが開放しないソリッド式、シリンダーが横方向に開放するスイングアウト式、
バレル部分が下に動く中折れ式(ブレイクオープン)がある。
コルト社の有名なリボルバー「パイソン.357」はスイングアウト式である。




レッドアウト
急激なGの加圧により起こる症状(G−LOC)の一つ。
だいたい−2G〜−3G(マイナスG)(操縦桿を前に倒す押し舵(機首を下げる)など)
くらいでこの症状が現れる。
症状は視野がだんだん赤くなり酷い場合は目から血が噴出したり、脳出血に至る。
これは下半身の血液が頭部に集中するために起こる。




蝋燭の火を灯せ

ランプを点けろとかいう意味ではない。
これは、上官が下士官に「頑張れよ」という意味で使われる、励ましの言葉。
たまに、ドラマや映画で使われたりする。大抵注釈がつくと思うが、覚えておくといいかも。




AWACS<エイワックス>
早期警戒管制機のこと。Airborne Warning And Control Systemの略。
これは、戦闘空域や警戒空域などの空域で管制、及び全ての空中目標を探知するもの。
また、探知した空中目標を分析、また指示なども行う。
この機は大抵、大型で定員数が多く、高価である。外見的には旅客機に大きなキノコ型レーダーを載せたもの、と言っていいだろう。

電子戦が非常に重要視されてきた現代では非常に大事な役割を果たす機、と言ってもいいだろう。
特にパイロットへの不安の解消、及び指示、警告など非常に存在意義が大きい。
ちなみに、日本も所持している。有名なものにはE−767がある。




BOGEY<ボギー>
直訳するとお化け、怖いものなどの意。
しかし、軍事用語としては「敵機」「国籍不明機」という意味で使用される。
レーダーで表示される文字、敵機を示すコールサインとしてはこちらの方がよく使われる。

ちなみにここではスペルの参考として「BOGEY」としたが、
同じ意味で「bogy」「bogie」というスペルもある。
「ボギー、進路を変更しました!」など映画の台詞でもよく使われる。




C4
よくドラマで「プラスチック爆弾」と言われる爆弾。しかし、正確にはC4爆薬と呼ぶ。
(C4はコンポジション4の略)
トリメチレントリニトロアミンに油状物質を混合したものを主とした爆弾である。

安全で(衝撃を加えても爆発しない)形を変えることが可能なため(可塑性)
特殊部隊でよく使用される。(ちなみに起爆には信管が必要)
またプラスチック製なため金属探知機に反応しない。そのためテロにも多く使用されてしまっている。
威力はダイナマイトの1.5倍と言われている。




IFF<アイエフエフ>
敵味方識別装置のこと。Identification Friend or Foeの略。
レーダーで捕らえた目標が友軍機であるかどうかを自動で識別する装置。
反応が無い機は即座に敵と判断するのではなく、「国籍(または所属)不明機」とする。
映画などで「国籍不明機、多数!」と言うのはこのため。

仕組みは暗号コードを送信し、受信した機が返答することにより友軍機かを判別する。
現代では送信には1090MHz、応答には1030MHzを使用する。
わりと低出力でも広範囲に送信できる。




FAEB
燃料気化爆弾のこと。Fuel Air Explosive Bombの略。
液体状態の揮発性の高い燃料(酸化エチレン、酸化プロピレン等)を着弾地点上空に散布し、爆発させる爆弾。
数十メートルにも及ぶ火球を作り出し、地上物(着弾地点の上空も)吹き飛ばし、燃焼させる。
威力は(Raven.Bが考えるに)核分裂を使用しない爆弾の中で最高と考えられる。

詳しく解説すると、実に最凶の爆弾である。
まず、空気中が2000度以上に加熱され、広範囲の地上物を焼き尽くす。これにより装甲車に乗っている内部の人間も業火に襲われる。
次に建物の内部にいても、大量の燃焼による酸素の欠乏による窒息死、
及び気圧の変化による衝撃波の発生により襲われる。(全ての生物が圧力によりぺしゃんこに。)
(簡単に言うと核爆弾の放射能汚染を取ったようなものです。この爆弾が着弾した地点には、瓦礫と墨以外何も残らないでしょう。)

SF兵器のようだが、実在の爆弾である。(アメリカ軍が使用。)
現在国連で禁止すべきと声が上がっているがアメリカ軍は拒否中。実際に使用している。
ちなみに時雨沢恵一さんの「キノの旅」3巻同じ顔の国の後半で登場したのはこの兵器かと思われる。
この凶悪な兵器をエースコンバットでぼかぼか落としていたRaven.Bは一体・・・。orz

ちなみにこの爆弾が禁止となかなか決まらないのは(環境汚染が少なく、広範囲であるため)地雷撤去を効率的に行えるからだそう。
また、気圧変化によりアフガニスタンでの掃討作戦で洞窟に潜んでいるゲリラ?を倒す、と言う作戦をアメリカ軍が立てていたそう。
(これはデイジーカッター(上記参照)により決行されたと言う話?)
ちなみに誤報されたがデイジーカッター(上記参照)と気化爆弾は違う。




FOX1(フォックスワン)
セミアクティブレーダー誘導空対空ミサイル(AIM-7等)(いわゆる自分で誘導するミサイルのこと。)を
発射した場合に友軍へコールする時に使う。
FOX〜などはアメリカ軍などのその他同盟国が味方に送る暗号の1つ。
エースコンバットではSAAMを発射した場合に使われる。




FOX2(フォックストゥー)
赤外線誘導空対空ミサイル(AIM-9等)(いわゆるロックして勝手に飛ぶもの。)を
発射した場合に友軍へコールする時に使う。
FOX〜などはアメリカ軍などのその他同盟国が味方に送る暗号の1つ。
エースコンバットでは通常ミサイルを発射した場合に使われる。




FOX3(フォックススリー)
アクティブレーダー誘導空対空ミサイル(AIM-120,AIM-54等)
(いわゆるミサイルにレーダーが仕込んであって自動で追尾するもの)を
発射した場合に友軍へコールする時に使う。
FOX〜などはアメリカ軍などのその他同盟国が味方に送る暗号の1つ。
エースコンバットではXLAA、XMAAを発射した場合に使われる。
また航空自衛隊では機関砲を発射した場合にコールする。




FOX4(フォックスフォー)
FOX〜を揶揄した、航空機による衝突の隠語。
公式に使用されることは無い。
ゲームなどでは特攻として使われることがある・・?




G−LOC
急激なGの加圧により起こるパイロットの症状の総称。
Loss Of Consciousness by G-forceの略。
具体的には「ブラックアウト」「レッドアウト」がある。<各項参照のこと>




GPB
誘導貫通爆弾のこと。詳しくは上記参照。 →  <誘導貫通爆弾>
Guided Penetration Bombの略。




HUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)<ハッド>
戦闘、飛行に必要な(最低限の)情報を、コクピット前面のガラスに焦点無限大で投影する装置。
正面から視線を逸らす必要がなく、瞬時に情報を読み取ることができる。
ゾイドの世界では周りの風景、通信相手の顔も写す事が出来る。




ICBM
大陸間弾道(弾)ミサイルのこと。InterContinental ballistic missileの略。
射程6400km以上の弾道ミサイルを大陸間弾道ミサイルという。
弾頭に核弾頭や炸裂弾頭などを装備することにより、常識の範囲を超えた破壊力を持つ。
ちなみに潜水艦から発射されるのは潜水艦発射弾道ミサイル、SLBM。

発射された後M(マッハ)24で飛び、一度大気圏を越えて、再突入することで目標地点に到達する。
(エースコンバット0のV2は再突入と言っていたので大陸間弾道弾でしょうか)
ちなみに、キノの旅の8巻のあとがきの図書番号?のダミーとして
最初のアルファベット4文字にICBMが使われていた。




(5.56ミリ)(7.62ミリ)NATO弾
軍用ライフルで使われることが多い弾。
拳銃弾より非常に高い運動エネルギーを持つため、ケプラー材で出来た防弾チョッキでさえいとも容易く貫く。
NATO弾の口径はほぼ全て30口径(7.62ミリ)である。
SWATなど人質を救出する特殊部隊は犯人ごと貫通し人質が死亡したり、跳弾を嫌うためこの弾を嫌うそう。




SLBM
潜水艦発射弾道ミサイルのこと。Submarine Launched Ballistic Missilesの略。
使用される弾頭は核弾頭。通常レベルの兵器としては使用されることはないと思われる。
誘導能力はICBMに比べると低いため報復兵器として使用されるだろう。
英国、仏国は潜水艦発射弾道ミサイルのみ弾道ミサイルを保持している。




SOD
スタンドオフディスペンサーのこと。詳しくは上記参照。 →  <スタンドオフディスペンサー>
Stand Off Dispenserの略。




UAV
無人航空機のこと。詳しくは上記参照。 →  <無人航空機>
Unmanned Air Vehicleの略。




UGB
無誘導爆弾のこと。詳しくは上記参照。 →  <無誘導爆弾>
UnGuided Bombの略。


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