2012-02-20 DEPRIVE 〜あなたはなぜ来ているの?〜
ボードゲームは原則として直接多くの人が対面してやるものであるから、知り合い同士で遊ぶ仕様になっているのですよ。
よく私が言っていることです。
さて、このポッドキャストシリーズでは、私にとってもっとも興味深く役に立った回であり、なかなか面白い視点でもある。
http://boardgame-kks.seesaa.net/article/253152514.html
以前書いた中の「定期的に提起されては消えていく問題」のうち
http://d.hatena.ne.jp/TTB_1997/20110811
定期的に提起されるのは一般化が非常に難しいからであって、堂堂巡りになるからだ。私は面倒なのでそういったことはしない。あくまでも私がどう思うかとしか考えないことにしている。
さて、よく、こう「ボードゲームのオープン例会」なんかで「俺は勝利だけを目指さないで、楽しみをも目指すのだ」と公言する方がいる。当然ながらこれを否定する(というか拒否する)ことはできない。例えはおかしいが馬を水辺に連れて行っても水を飲ませることはできない。
だが、一生気づくことはないでしょうが、あなたは迷惑です。
例えば6人で遊んでいたとしよう。なかに1人そんなプレイヤーがいたら、例えシステムでバランスをとれるゲーム(最近のゲームは優秀だよね)であってもかなりバランスが崩れます。1人が残り5人の楽しみを奪っているんだよ。わからないだろうが…。では、人数比の問題だろうか。逆の比だったら、1人が不幸だよ。
「じゃあ、しょせん趣味なんだし譲ってやれよ」と言われるかもしれない(いわゆる棲み分け論?)が、それって少しおかしいと思う。なぜなら、ボードゲームの例会なのですから、ボードゲームを遊びに来ている人がいるのが自然であるからです。そういう方と同卓にならない可能性のほうが低いよね。
私視点で書くのであったな。
私は数多くのインスト(ルールや遊び方の説明)をしてきているけれど、それはゲームである以上勝敗があって、それに至る道程を主として説明しているんだよ。そのなかで、その道程を踏もうとしない人には正直怒りと失望感と徒労感しかない。そのゲームを運んできた人にとっても同様。そのゲームをプレイしようとしている人にも同様…。
あなたにインストいらないよね。
なぜなら、勝とうとしないのだから。今度、そういう人がいたら私のインストの間は耳栓をしておいてあげよう。
なお、このポッドキャストでは、こういったことをゲーマーではない人が言っているのでまったく当てはまらない。
では、なぜこういったことを書こうとしたのかというと、ゲーマーでない人が先述の私が聞いたら怒り出すようなことを言っていても、特に何の感慨もなくすっと耳に入ってくるので、「ああ、これはゲーム会にくる人だけ限定なのだ」と今更ながら気がついたためです。
さて、元に戻そう。
勝とうとしない人はオープンのゲーム会には来ないでください。正直何を求めてゲーム会にきているのかわからない。互いの不幸を生み出すだけだと思うし、何より私がいろいろ悲しくなるから。これはほとんど哀願に近い私からのお願いです。勝とうとしない人だけで遊ぶ環境で遊んでいてください。
通じないのだろうなあ。