荒尾競馬:最終レースに歓声 83年の歴史に幕

2011年12月23日 19時44分 更新:12月23日 22時3分

レース後のセレモニーで詰めかけたファンとともに記念写真に納まる騎手や競馬場のスタッフたち=熊本県荒尾市の荒尾競馬場で2011年12月23日、山下恭二撮影
レース後のセレモニーで詰めかけたファンとともに記念写真に納まる騎手や競馬場のスタッフたち=熊本県荒尾市の荒尾競馬場で2011年12月23日、山下恭二撮影

 現存する地方競馬場では最も古い荒尾競馬場(熊本県荒尾市)で23日、最終レースが行われ、83年の歴史に幕を下ろした。

 1928年にスタートした荒尾競馬は、旧三井三池炭鉱の労働者らでにぎわい、150億円超を売り上げた時期もあった。だが97年に炭鉱が閉山し、翌98年度から赤字に転落した。運営する荒尾競馬組合は経費削減などに取り組んだが、ここ数年の売り上げはピーク時の3分の1程度に落ち込んでいた。

 多くのファンが詰めかけた最終レース「さよなら・感謝・荒尾競馬」は午後3時13分にスタート。12頭が最後の直線コースに入ると、スタンドは「よし行けー!」と歓声に沸いた。終了後のあいさつで前畑淳治市長は「応援し、盛り上げてくれたファンに感謝します。83年間ありがとうございました」と頭を下げた。【澤本麻里子】

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