メキシコ:マヤの予言…人類滅亡まで1年?

2011年12月23日 10時3分 更新:12月23日 11時47分

マヤ文明が栄えたとされる場所
マヤ文明が栄えたとされる場所

 【メキシコ市・國枝すみれ】メキシコ南東部などで栄えた古代マヤ文明を巡り、「マヤの予言」とも呼ばれる終末論が話題になっている。マヤの暦の一つが2012年12月21~23日に区切りを迎えるとしていることから、これを「人類滅亡の日」と解釈する説があり、残り1年を切ったからだ。メキシコの国立人類学歴史学研究所は「世界が終わると解釈するのは間違い」との見解を発表し、終末論の拡大防止に躍起だ。

 メキシコ南部チアパス州タパチュラに設置された高さ2.5メートルの「終末時計」は21日、1年後に向けたカウントダウンを開始。ユカタン州には「世界の終わり」を信じる外国人が「放射能汚染と細菌から身を守るため」として、人里離れた集落もできているという。

 メキシコでは12年に500以上のマヤ関連イベントが計画され、「終末論」で世界の注目が集まることを期待する声も。マヤ文明の遺跡を訪れる観光客は例年の2倍以上の5200万人に達するとも予測されている。

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