心臓のバイパス手術から一夜明け、天皇陛下は、19日の昼に手術後初めての食事を取られる方向で準備が進められています。
陛下は集中治療室で過ごされています。手術が終わってから約20時間ほどたちましたが、経過は良好で19日朝は水を飲まれたということです。病院では、医師らが集中治療室に入り、手術後の不整脈や傷の感染症がないように慎重に陛下の様子を見守っています。今後の見通しについて、医師団は昼から食事を取れるよう準備を進めています。さらに、早ければ19日にもベッドから立ち上がるなどのリハビリを始め、20日の午後には集中治療室を出て、14階の特別病室に移られる見通しです。また、皇太子ご夫妻からも「手術を無事に終えられて、安堵(あんど)しています。お大事になさって下さい」という趣旨の言葉が人を通じて伝わっているということです。19日は、皇后さまがこの後に病院に訪れるほか、秋篠宮さまも陛下のお見舞いをされる予定です。