SMASH最終回はバッドエンド…TAJIRIはベルト奪回失敗で涙
スポーツナビ 2月19日(日)23時7分配信
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SMASH最終回でベルト奪回に失敗したTAJIRIは悔し涙【神谷繁美】 |
メーンイベントは“恐怖の大王”デーブ・フィンレーが保持する王座にTAJIRIが挑戦するSMASHチャンピオンシップ。
試合は静かなグラウンドレスリングで始まったが、次第に展開が熱を帯びてくると、やはりフィンレーがそのパワーでTAJIRIを圧倒していく。ハンドスプリングエルボー、バズソーキックなど持てる技の全てを使いフィンレーに挑んだTAJIRIだったが、最後はそれらを弾き返したフィンレーがツームストン・パイルドライバーでフィニッシュ。次回で最終回となるSMASHだが、TAJIRIの至宝奪還はならなかった。
しかし王座を防衛したフィンレーだが、TAJIRIを起こしその健闘を称えると、「キープ・レスリング・クラシック(クラシックなレスリングを守れ)」とメッセージを託し、ベルトをリングに置いたまま去っていく。
フィンレーの王座返上と取れる行為だったが、残されたTAJIRIは「ベルトは取り戻せませんでした」と涙。そして、次回3.14大会で最終回を迎えるSMASHを応援してくれたことへの感謝を観客に述べ、「人生で起きることは全て死ぬまでの途中経過。最終回でも途中経過に過ぎない。3.14でSMASHは本当にお別れですが、僕らはプロレスを辞めるわけでもなんでもない」とメッセージを発した。
たとえ最終回であっても特別ではなく普通に終わりたいという意向のTAJIRIだったが、言葉とは裏腹にやはり名残り惜しい様子。
最後は仲間たちがリングに上がり、AKIRAがマイクを取ると「あと何回言えるか分からないから噛みしめて言おう」と前置きし、会場と1つになっての「ウィアーSMASH!」で締めくくった。
■「SMASH.25」
2月19日(日)東京・TDCホール
<第8試合 SMASHチャンピオンシップ 60分1本勝負>
○デーブ・フィンレー
(22分23秒 ツームストーン・パイルドライバー→体固め)
●TAJIRI
※フィンレーが防衛に成功
<第7試合 SMASHディーバチャンピオンシップ 60分1本勝負>
○朱里
(12分50秒 ハイキック→片エビ固め)
●華名
※朱里が第4代王者に輝く
<第6試合 AKIRAプロデュース『あのときの新日本プロレス』>
○AKIRA、大矢剛功
(10分57秒 ムササビプレス→片エビ固め)
藤波辰爾(ドラディション)、●エル・サムライ(スポルティーバ)
※特別リングアナ:田中秀和 特別レフェリー:保永昇男
<第5試合 ハードコアタッグマッチ 時間無制限1本勝負>
○サブゥー、葛西 純(FREEDOMS)
(15分45秒 アラビアンフェイスバスター→片エビ固め)
●VENENO、KENSO(全日本プロレス)
<第4試合 6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負>
大谷晋二郎、○田中将斗、日高郁人(ともにZERO1)
(12分40秒 スライディングD→片エビ固め)
スターバック、大原はじめ、●ジェシカ・ラブ(ともにFCF)
<第3試合 北都プロレス軍対元IWA JAPAN軍 最終決戦 時間無制限1本勝負>
○木藤拓也、小仲=ペールワン(暗黒プロレス組織666)、ルー・ルルル(北都プロレス)、リッキー・フジ(KAIENTAI−DOJO)
(9分48秒 エビ固め ※スクールボーイ)
●松田慶三、平野勝美、岡野隆史、山田圭介
<第2試合 6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負>
高橋奈苗(スターダム)、中川ともか(エスオベーション)、○花月(センダイガールズ)
(8分40秒 デスバレーボム→片エビ固め)
●真琴、リン・バイロン、雫あき(お寺プロレス)
<第1試合 6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負>
○ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)、児玉ユースケ、土肥孝司
(6分17秒 アサイDDT→片エビ固め)
田島久丸(ドラディション)、YO−HEY(Fu−Dojo)、●黒潮二郎
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最終更新:2月19日(日)23時22分
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