October 04, 2010
キングコーン（映画）
髪の毛を調べると、普段何を食べているのかがわかるらしい。あるアメリカ人（映画に登場する案内役）が調べてもらったところ、その髪の毛の炭素の由来はほとんどがトウモロコシだったのです。それは一体なぜか、というところから、アメリカのトウモロコシ産業の現状を探るドキュメンタリー映画です。
ところで、なんでアメリカ人の髪の毛がトウモロコシが元になってしまったんでしょうか。
これは、アメリカの代表的な食品のひとつであるファーストフードを考えればよい。つまり、ハンバーガー、ポテト、コーラのセットだ。いったいどこにトウモロコシが含まれているのか、わかるでしょうか？
まずハンバーガーのパティになる牛。アメリカの牛肉産業で使用される餌は、ほとんどがトウモロコシ。ポテトを揚げる油はコーン油、コーラの甘味料に使用されるのがコーンシロップ。驚くべきことに、一見トウモロコシなんて使われていないようなハンバーガーのセットなのに、どの製品にもトウモロコシが含まれているのです。
さらに、トウモロコシ由来の添加物というのもけっこうあるらしい。コーンスターチとかもそうだね。
では、このようなトウモロコシの成分を多く取り込むことの実害とはなんなのか、ってのが気になるんだけど、直接的な健康被害というほどでは、どうもないようです。少なくとも映画では出てきません。トウモロコシばかり食べている牛は胃潰瘍になるらしい。でも牛だからねえ。確かに消化はよくない食べ物だけど。
間接的な実害は、肥満だって。トウモロコシが大量生産され、その価格が下がることによって、たとえば炭酸飲料にトウモロコシ由来の甘味料、コーンシロップが安価で使われるようになったらしい。これで当然商品の値段が下がるから、買いやすくなる。そんで肥満、糖尿病になる罹患することになるわけだ。
また現代の畜産はほとんど運動させず、飼料用に作られたトウモロコシを食べさせ続けるので、短い期間で脂肪を大量に含む牛を育成することができます。これも、肥満の原因だね。
環境への負荷というのはもっと深刻かもしれません。以前バイオエタノールがもてはやされたことがありました。植物由来の燃料だから環境に優しいとか何とか。しかし、実際トウモロコシの栽培には機械が大活躍をします。また、肥料や除草剤として化学薬品も大量に使われます。どちらも、石油を使用することはいうまでもありません。
ただ、トウモロコシが決定的に人体に悪影響を及ぼす、ってとこまではいかない。ちょっとそこが盛り上がりが欠けてしまうことになってしまっているという感はあったかな。
しかし、こういう食糧事情が日本人にとって無縁じゃないよね〜。幸いにも日本人の主食はお米ですけど、おなじみのマクドナルドや吉野家の牛は米国産だし、コーンシロップやコーンスターチは、しばしば日本の食品にも使用されている成分です。そしてそのトウモロコシは機械化された現代農業によって大量に生産されています。そこに化学肥料や遺伝子組換えの技術が使われて育てられたものも少なくないんだけど、たぶん牛の食料になるトウモロコシが遺伝子組換えかどうかは、表示されないでしょう。まあ遺伝子組換えが危険かどうかもよくわからんのだが。
ここでは触れられてなかったけど、人工甘味料というのも最近ちょっと気になってます。カロリー０のコーラとかに使われてるやつね。ノーカロリーだけど、甘さは砂糖の数百倍って、フツーに考えてなんかおかしい。
試しに検索してみたら、やっぱり危険を謳ってるページがひっかかりました（笑）。
ところで、なんでアメリカ人の髪の毛がトウモロコシが元になってしまったんでしょうか。
これは、アメリカの代表的な食品のひとつであるファーストフードを考えればよい。つまり、ハンバーガー、ポテト、コーラのセットだ。いったいどこにトウモロコシが含まれているのか、わかるでしょうか？
まずハンバーガーのパティになる牛。アメリカの牛肉産業で使用される餌は、ほとんどがトウモロコシ。ポテトを揚げる油はコーン油、コーラの甘味料に使用されるのがコーンシロップ。驚くべきことに、一見トウモロコシなんて使われていないようなハンバーガーのセットなのに、どの製品にもトウモロコシが含まれているのです。
さらに、トウモロコシ由来の添加物というのもけっこうあるらしい。コーンスターチとかもそうだね。
では、このようなトウモロコシの成分を多く取り込むことの実害とはなんなのか、ってのが気になるんだけど、直接的な健康被害というほどでは、どうもないようです。少なくとも映画では出てきません。トウモロコシばかり食べている牛は胃潰瘍になるらしい。でも牛だからねえ。確かに消化はよくない食べ物だけど。
間接的な実害は、肥満だって。トウモロコシが大量生産され、その価格が下がることによって、たとえば炭酸飲料にトウモロコシ由来の甘味料、コーンシロップが安価で使われるようになったらしい。これで当然商品の値段が下がるから、買いやすくなる。そんで肥満、糖尿病になる罹患することになるわけだ。
また現代の畜産はほとんど運動させず、飼料用に作られたトウモロコシを食べさせ続けるので、短い期間で脂肪を大量に含む牛を育成することができます。これも、肥満の原因だね。
環境への負荷というのはもっと深刻かもしれません。以前バイオエタノールがもてはやされたことがありました。植物由来の燃料だから環境に優しいとか何とか。しかし、実際トウモロコシの栽培には機械が大活躍をします。また、肥料や除草剤として化学薬品も大量に使われます。どちらも、石油を使用することはいうまでもありません。
ただ、トウモロコシが決定的に人体に悪影響を及ぼす、ってとこまではいかない。ちょっとそこが盛り上がりが欠けてしまうことになってしまっているという感はあったかな。
しかし、こういう食糧事情が日本人にとって無縁じゃないよね〜。幸いにも日本人の主食はお米ですけど、おなじみのマクドナルドや吉野家の牛は米国産だし、コーンシロップやコーンスターチは、しばしば日本の食品にも使用されている成分です。そしてそのトウモロコシは機械化された現代農業によって大量に生産されています。そこに化学肥料や遺伝子組換えの技術が使われて育てられたものも少なくないんだけど、たぶん牛の食料になるトウモロコシが遺伝子組換えかどうかは、表示されないでしょう。まあ遺伝子組換えが危険かどうかもよくわからんのだが。
ここでは触れられてなかったけど、人工甘味料というのも最近ちょっと気になってます。カロリー０のコーラとかに使われてるやつね。ノーカロリーだけど、甘さは砂糖の数百倍って、フツーに考えてなんかおかしい。
試しに検索してみたら、やっぱり危険を謳ってるページがひっかかりました（笑）。