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多田、日本女子最多タイのV7…WBA女子世界ミニマム級戦

スポーツ報知 2月20日(月)8時2分配信

多田、日本女子最多タイのV7…WBA女子世界ミニマム級戦
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7回、サリナス(右)にパンチを打ち込む多田
 ◆女子ダブル世界戦 ▽WBA世界ミニマム級タイトルマッチ ○王者・多田悦子(判定 3―0)同級7位・マリア・サリナス●(19日、大阪・よみうり文化ホール) 女子ダブル世界戦が行われ、WBA世界ミニマム級王者・多田悦子(30)=フュチュール=は、挑戦者の同級7位・マリア・サリナス(22)=メキシコ=に苦戦しながらも判定勝ちし、日本女子では最多タイとなる7度目の防衛に成功。WBAライトミニマム級王者・安藤麻里(24)=フュチュール=も、挑戦者の同級4位・マリア・ヒメネス(26)に判定勝ちしV1を達成した。戦績は多田が10勝(2KO)2分け、安藤が9勝(4KO)3敗。

 V7を告げる判定がコールされると、多田が思わず涙ぐんだ。「勝ってうれしいんですが、思ったより相手のパンチが強く自分のボクシングができなかった」と声を詰まらせると、会場からは大きな拍手がわき起こった。

 プロ入り後初の左対決に備え、男子アマらと計160ラウンドのスパーを消化。苦手意識を克服しリングに上がると、序盤はムキになって打ち合う場面があったが、中盤以降は足を使い「練習通り、一発一発を確実に当てると意識した」と見事なポイントアウト。「今までで一番タフな相手。ボクシングはやっぱり怖いわ〜」と笑顔が戻った。

 次戦は今夏にメキシコで、自身2度目の海外防衛戦が濃厚。アマで全日本ミドル級を制したお笑いタレントしずちゃんこと山崎静代(33)が話題を独占しているが「海外でもきっちり勝ち、プロとアマで一緒に盛りあげていきたい」と女子ボクシング界をけん引する自覚は十分だ。

 ◆多田 悦子(ただ・えつこ)1981年5月28日、兵庫・西宮市生まれ。30歳。西宮西高(現西宮香風高)定時制でボクシングを始め、アマ戦績は47勝3敗。08年5月、プロデビュー。09年4月、世界王者に。身長161センチの左ボクサーファイター。独身。

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最終更新:2月20日(月)11時59分

スポーツ報知

 

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