【社会】元少年の死刑確定へ 光市母子殺害2012年2月20日 15時32分 1999年の山口県光市母子殺害事件で殺人や強姦(ごうかん)致死などの罪に問われ、2008年に広島高裁の差し戻し控訴審判決で死刑とされた犯行当時18歳1カ月だった元少年(30)の上告審判決で、最高裁第一小法廷(金築誠志裁判長)は20日、被告の上告を棄却した。死刑が確定する。 判決は「犯行は甚だ悪質で、動機や経緯に酌量の余地はない。被害者の尊厳を踏みにじる冷酷、残虐で非人間的な行為だった」と指摘した。 最高裁が故永山則夫元死刑囚(90年確定、97年執行)の最初の上告審判決で死刑適用基準を示した83年以降、死亡被害者2人の事件で犯行時少年の死刑が確定するのは初めて。元少年の死刑確定自体は永山元死刑囚らに次ぎ6人目。死刑の在り方や少年事件の厳罰化、死刑適用をめぐる議論に大きく影響しそうだ。 PR情報
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