しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか
うおえ にさりへて のますあせゑ ほれけ
一ニ三(ヒフミ)祝詞であるぞ」(水の巻)
数字の読みではじまる四十七音の祝詞だが、「いろは歌」同様に暗号が隠されており、その解読方法は「荒の巻」に書かれている。ところが「荒の巻」がおそろしく難解でちんぷんかん。意味がわからなくても、読むことを日課としてひらめきが降りてくるのを待った。
日月神示によれば、岩戸開きには「オープン・セサミ」的なパスワードが必要となる。パスワードの問いかけに対して、言答(イワト)が正答(成答=ナルト)であれば開く仕組みとなっている。神秘の守護スフィンクスが旅人に謎かけをしたように、通過儀礼として知恵を試されるわけだ。
「荒の巻」の中で、僕が非常に気になったのは「実空字(ミグヂ)」「空字御霊(クニミタマ)という用語だ。この意味がひらめいた時に第一の謎が解けた。
まず、いろは歌の時のように7×7で表を作る。この時にド真ん中のマスを空白にする。これが「空字」の意味。下のような表を作ってから、さらにもうひと作業ある。解読法は次回。