【社会】中国総領事館の国有地取得に否定的 河村市長2012年2月20日 00時17分 中国総領事館が名古屋市中心部の名城住宅跡地(国有地)の取得を目指している問題で、河村たかし市長は19日に市内であった反対派団体の集会に出席し、「中国総領事館をこういうところに造るのは、できれば遠慮いただきたい」と、売却に否定的な姿勢をあらためて示した。 河村市長は名城住宅跡地を「名古屋の聖地、名古屋城に近い場所。これだけ広いところを総領事館にするのはどうか」と指摘。「地元の了解は絶対に取ってもらわないかん」と、現状では地元の理解を得られていないとの認識を明らかにした。 集会の最後には「中国の総領事館ではなく、もっと有効に使うべき土地」とする要望書を採択。河村市長は要望の内容を中国側に伝えるとしている。集会は「名城住宅跡地利用を考える会」が主催。名古屋市議や地元住民ら200人が参加した。 中国側は名城住宅跡地3万1千平方メートルのうち南側の8千平方メートルの取得を希望しているが、売却は事実上凍結状態。東海財務局は売却の条件に「名古屋市と地元住民の了解」を挙げている。 (中日新聞) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|