一般最高値は23ミリシーベルト=震災後の外部被ばく−3町村1万人調査結果・福島

 東京電力福島第1原発事故を受け、福島県が全県民を対象に実施中の健康管理調査で、県と福島県立医大は20日、先行調査した浪江町と飯舘村、川俣町山木屋地区の住民について、東日本大震災後の4カ月間の外部被ばく量(推計値)を発表した。放射線業務従事経験者を除く一般住民の最高値は23.0ミリシーベルトだった。
 最高値を記録したのは計画的避難区域に住んでいた成人女性で、現在は区域外に避難中。県は町村名を明らかにしていない。政府が今春に決める避難区域見直しで年間被ばく量基準の一つとなっている20ミリシーベルトを超えたのは計2人。調査に当たった県立医大の山下俊一副学長は「健康への影響が直ちにあるという数値ではない」と説明している。
 県によると、3町村の対象者は2万9103人。1月末までに調査票を回収できたのは1万5158人で、今回はうち推計値がまとまった1万468人分(放射線業務従事経験者を含む)の結果を公表した。内訳は58.0%が1ミリシーベルト未満、99.1%は10ミリシーベルト未満だった。
 一般住民で10ミリシーベルトを超えたのは71人で、20歳未満の最高値は18.1ミリシーベルト。一方、放射線業務従事経験者の最高値は47.2ミリシーベルトだった。
 県は昨年12月に先行調査3町村の1727人分の結果を公表。この時の一般住民の被ばく量は最高14.5ミリシーベルトだった。
 県は昨年6月から健康管理調査を開始。原発事故後の住民の行動記録や放射線量率マップなどを基に外部被ばく量を算定した。(2012/02/20-13:37)

時事ドットコム
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