朝日新聞と福岡県警を提訴 偽装請負「報道は虚偽」原発の改修工事に偽装請負で労働者が派遣された事件をめぐり、指定暴力団工藤会に1億円が流れたとする朝日新聞の報道で名誉を傷つけられたとして、派遣元の「総進工業」(北九州市、現ドリーム)と池上加奈枝役員(36)が10日、朝日新聞社と福岡県警に計3300万円の損害賠償などを求める訴訟を福岡地裁小倉支部に起こした。 朝日新聞は、3日付西部版の朝刊1面に、関西電力大飯原発の労働者派遣による売り上げのうち1億円以上が工藤会に流れた疑いが強いとの記事を掲載した。 朝日新聞社広報部は「原発労働をめぐる偽装請負と暴力団の関係を報じたもので、主張は裁判で明確にする」とコメント。 【共同通信】
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