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【大リーグ】

ウェークフィールドが現役引退

2012年2月19日 紙面から

 “魔球使い”がユニホームを脱いだ。レッドソックスのナックルボーラー、ティム・ウェークフィールド投手(45)は17日、「オフの間中、悩み抜いたが、その時が来た。他のチームでは絶対に投げたくなかった。常にレッドソックスの一員として引退したいと言い続け、今日それを実現できた」と語り、現役引退を表明した。

 メジャー通算19年間で200勝180敗、防御率4・41。1988年、一塁手としてパイレーツにドラフト8巡目指名で入団したが芽が出なかった。だが、遊びで投げていたナックルボールがマイナーの監督の目に留まり、投手に転向。Rソックスに移籍した95年に通算318勝のナックル使い、フィル・ニークロの薫陶を受けて開花した。

 松井秀喜の通算対戦成績は打率2割1分(62打数13安打)、2本塁打、6打点。球速100キロ超の揺れ落ちる球が大の苦手だった。あるとき、それを報道陣に指摘されると、普段は温厚なゴジラが「じゃあ、おまえが打ってみろ!」とキレたほど打ちにくい伝家の宝刀だった。メジャー屈指の“個性”でリーグを席巻した男がまた一人、表舞台から去った。

 

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