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【大リーグ】

イチローのスイングに“韓”心 斗山の選手、練習見学で感嘆

2012年2月19日 紙面から

 マリナーズの“顔”イチロー外野手(38)が野手組キャンプイン前日の17日にキャンプ地入り。身体検査を済ませると、早速、グラウンドに登場。30スイングほどのフリー打撃ではいきなり快音を響かせるなど、存在感を示した。川崎宗則内野手(30)=前ソフトバンク=との“師弟2ショット”は残念ながらこの日はお預けとなった。キャンプ6日目となったバッテリー組では岩隈久志投手(30)=前楽天=が3度目のブルペン入り。スプリットなど全ての球種を試し、相手を務めた同僚捕手が「変化球が素晴らしい」と絶賛するなど、順調な仕上がりぶりをうかがわせた。

 身にまとうオーラが他の選手とは明らかに違った。イチローが姿を現すと、グラウンドの空気も一変した。

 日が傾きかけた午後3時すぎ、上下とも黒を基調としたいでたちで登場したイチローはストレッチとキャッチボールで入念に体をほぐすと、トス打撃とフリー打撃で30スイングずつ計60スイングほどを振り込んだ。

 打撃ケージの周りには、同じ練習場で春季キャンプを張る韓国プロ野球・斗山の選手たちが集結。メジャーを代表する安打製造機の動きを目で追った。斗山は前西武監督の伊東勤氏(49)が今季からコーチを務めるチーム。イチローが旧知の仲の伊東氏と談笑する姿も見られた。

 イチローの打撃を初めて見たという斗山の主将、林載哲外野手(35、イム・ジェチョル)は「うまいなと思った。テークバックからバットが出てくる角度がいい」と感心しきりだった。

 練習は午後7時近くまで及んだが、イチローは待っていた多くのファン全員にサインしてから引き揚げるなど、ファンサービスでも“大物”ぶりを発揮した。 (秋野未知)

 

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