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【プロ野球】

隼太 右手首痛 開幕黄信号

2012年2月19日 紙面から

 阪神のドラフト1位・伊藤隼太外野手(22)=慶大=が18日、右手首痛のためオリックスとの練習試合(宜野座)を欠場した。守備練習と走塁練習は通常通りこなしたが、スイングするときに痛みが出るそうで打撃練習は取りやめた。今後は様子を見て決めるが、長引くようなら第一目標の開幕スタメンが苦しくなる。

 野手陣の打撃練習が始まると、突如、発表があった。常川チーフトレーナーから「伊藤隼は昨日(17日)右手首痛を発症しました。打撃練習は外れます」との報告。早出でウエートトレーニング、全体練習ではアップといつもとなんら変わりなく行っていたが、異変を期していた。

 伊藤隼は14日に右手首の良性腫瘍(ガングリオン)を注射で吸引する処置を受けていた。同トレーナーは吸引処置の影響を問われ「分かりません」と答えたが、やはり気になるところ。和田監督は「大事をとってというところ。すんなりガングリオンを抜いていければいいけど、あまり無理させても」と話した。

 守備練習、走塁練習と行い、練習試合はベンチから見詰めた伊藤隼。その後の個別練習では守備の特訓、さらには岡崎とともに最後までウエートトレーニングで体をいじめ抜いた。帰り際に「全然大丈夫です」と軽傷を強調したが、打撃に影響のある手首だけに予断は許さない。 (島田明)

 

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