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【プロ野球】村田 チョ〜さん絶賛弾 オープン戦1号 完璧2012年2月19日 紙面から
◇オープン戦 広島8−3巨人プロ野球のオープン戦が18日始まり、サンマリン宮崎で巨人−広島が行われた。快晴の下、1万7339人の観衆を集め、広島が8−3で勝った。巨人は移籍加入した村田修一内野手(31)が早速ソロ本塁打を放った。19日は巨人と和田新監督率いる阪神が那覇で対戦する。オープン戦は3月25日まで計108試合が組まれ、公式戦は同30日にセ、パ両リーグが同時開幕する。 衝撃的な御前弾デビューだ。FA宣言して巨人入りした村田が今季のオープン戦初戦で“あいさつ代わり”の3安打2打点。4回には移籍1号となる左越えソロも放ち、観戦した長嶋茂雄終身名誉監督(75)を「完璧だな」とうならせた。 腰の張りで欠場した長野を除いて、ベストオーダー。4番阿部、6番小笠原にはさまれた村田は「厚みのある打線ですね。僕が1人で走者をかえす必要はない」と“万年最下位”だった古巣との違いを実感。しかし、重量打線の主役をはったのは村田だった。 初回の先制中前打に続く第2打席。ハーフスピードの真ん中直球を強振すると、打球は低い弾道で左翼席に飛び込んだ。「走者もいなかったので大きいのを打ってもいいかなと思っていた」。ベンチ前で原監督とのグータッチ。6回の第3打席でも無死一塁から一、二塁間を破る右前打を放ち「正直、できすぎ。内容も結果も良かった」と頬を緩めた。 文句なしの移籍初戦に喜んだのは村田本人だけではない。ネット裏で観戦した長嶋氏は「本塁打は完璧。楽に打ったね。ヘッドが返ってきて、カーン!」と激賞。原監督も「村田修一ですから!」と期待通りの働きに目を細めた。 野球人生の転機。私生活も“巨人色”に染まってきた。第3クールには長男・閏哉くん(6)がキャンプ地を訪問。ユニホーム姿の父親に「似合っているよ」とお墨付きを与えた。横浜市内に新築された豪邸では、家族が巨人戦をテレビ観戦できるようにCS放送と契約した。その初戦で届けた父の雄姿。FA移籍の決断が間違いではなかったことを証明する戦いが始まった。 (井上学) PR情報
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