木嶋被告、出火は寝たばこと主張…３人不審死公判

　練炭自殺に見せかけ、交際相手の男性３人を殺害したとして、殺人罪などに問われた無職・木嶋佳苗被告（３７）の裁判員裁判第２１回公判が１３日、さいたま地裁（大熊一之裁判長）で行われ、２００９年５月、千葉県野田市の自宅が全焼、遺体で見つかった無職・安藤建三さん（当時８０歳）の事件の審理が行われた。

　この日は現場から押収された練炭を分析した工学博士らが証人出廷。検察側は分析結果から、木嶋被告が練炭に火をつけて安藤さんを殺害したと主張。弁護側は、出火原因は寝たばこと主張しており「練炭は製造年月日によって成分の違いがある」と反論した。

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