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事件
【連続不審死第23回公判詳報(9)】援助は総額1億円 「もらいすぎとは思わない」「抵抗感なし」
《「○○さんが本命で、他の男性とは結婚を考えていなかったため詐欺が成立する」という検察側の構図を崩そうとしているのだろうか》
《10分の休憩を挟み、弁護側の質問は再び、パトロンだった●■さん(法廷では実名)との関係について質問に移った。この男性はリサイクルショップを経営し、平成14年から19年に70歳で死亡するまで5年間にわたり、木嶋被告に約7400万円を資金援助した》
弁護人「記録によると、●■さんからは平成17年に1523万円、平成18年に2081万円の援助を受けているが、間違いないありませんか?」
被告「はい」
弁護人「さらに援助とは別に、給料や当初の生活資金を現金でもらっていたのですか」
被告「はい」
弁護人「記録によると、5年間で7380万円が送金されていたということですが、受け取った額はさらに増えるのですね」
被告「はい。1億円近くになると思います」
弁護人「もらいすぎだとは思わなかったのですか。毎月、高額の援助を5年間も受けていたら、大変な額になると分かっていたと思いますが」
被告「目黒に住んでいた当時は家計簿を付けていましたが、板橋に移ってからは家計簿を付けることなどはしていなかったので、いくら使ったのか考えたこともありませんでした」
弁護人「金銭感覚がおかしくなっていたとは思わないのですか」
被告「当時は●■さんも納得していた面があり、『なぜこんなによくしてくれるのだろう』とは思いましたが、もらいすぎとは思いませんでした」
《1億円近くの援助を受けても「相手も納得していたのでもらいすぎとは思わない」-。この言葉に、法廷中の視線が木嶋被告に集まる。弁護人でさえ、信じがたいというような顔つきになった。そんな中、木嶋被告は、その理由について説明を始めた》
連続不審死 第23回公判のニュース
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