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事件
【連続不審死第23回公判詳報(7)】福島・裏磐梯に年間50日滞在 交際相手には精力剤カプセルを
《3カ月の期間を空け、17年11月にさらに別のメンタルクリニックで受診し、うつや不眠の症状を訴えた。レンドルミンなどを処方されたという》
弁護人「レンドルミンは前にも使っていたが効果は?」
被告「(期間があいていたため、)最初は効果があったが、夜中に目が覚めてそのまま眠れなくなることが多くなったので、ドクターに睡眠を取りたいと伝えました」
《医師を「ドクター」と呼び、質問に答える。常に丁寧な言葉遣いをするのが木嶋被告の特徴だ》
《このクリニックで処方された別の睡眠導入剤を服用したところ、「夜中に目覚めることはほとんどなくなった」という木嶋被告。18年6月でうつや不眠の症状は治ったという》
弁護人「処方された睡眠薬は指示通り飲んでいましたか?」
被告「睡眠導入剤はできるだけ飲まないようにしていました」
弁護人「18年7月に手元に睡眠薬はありましたか?」
被告「多少ありました。最後に処方されたレンドルミンだと思います」
《19年の年末に再び体の不調を感じた木嶋被告は精神科を受診。抗うつ剤や睡眠導入剤「ハルシオン」などを処方され、年明けには症状は治まったという》
被告「(20年の年明け時点で)抗うつ剤は飲みきらず捨てました。ハルシオンは残っていなかったと思います」
《弁護側の意図は、木嶋被告が「処方された睡眠導入剤は手元にない」と陳述することで、「木嶋被告が自ら手に入れた睡眠薬で男性らを殺害した」とする検察側の構図を崩そうという点にあるようだ》
弁護人「ところで、薬をすりつぶして飲んでいましたか?」
被告「はい」
弁護人「一番初めは?」
被告「平成17年ごろだと思います」
弁護人「当時処方された薬全部ですか?」
被告「すべてです」
弁護人「何のために?」
被告「福島県の裏磐梯に旅行に行った際、すりつぶしてオブラートに包んでいました」
弁護人「○○さん(法廷では実名)とですね」
被告「はい」
連続不審死 第23回公判のニュース
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