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事件
【連続不審死第23回公判詳報(6)】リサイクル店経営者は「父親」 遠慮なく年間1800万円の援助お願い
弁護人「お金はどういう気持ちで受け取っていたのですか」
被告「そのころにはもう、父親のような存在になっていて、遠慮はなくなっていました」
弁護人「仕事をしていない期間も、時々●■さんと会っていたのですか」
被告「月に1回くらい会っていました」
《木嶋被告はときおり弁護側に目を向けながら、スムーズに受け答えをしていく。事も無げな被告の姿に、裁判員の1人は本心を探ろうとするかのような鋭い目つきを送っていた》
弁護人「判決を受けて釈放された後、睡眠障害もあったということですが、どんな症状だったのですか」
被告「寝付きが悪く、寝ても夜中に起きてしまう。眠りが浅い、などです」
弁護人「眠れないときはどう対処しました」
被告「整体に通ったり、漢方薬を飲んだりしました」
弁護人「病院で睡眠薬を処方されたことはありましたか」
被告「ありません」
弁護人「市販の睡眠薬を買ったことはありますか」
被告「それもありません」
《質問が睡眠薬に及ぶと、それまで淡々と受け答えしていた木嶋被告の口調が、熱を帯びた》
弁護人「平成15年6月の釈放後、●■さんと一緒に、どこかに出かけたことはありますか」
被告「はい。私の体調が悪くなっているのを見て、全国の温泉などに湯治に連れて行ってくれました」
弁護人「例えばどこですか」
被告「(群馬県の)草津温泉に3、4回行きました。滞在期間は3~4泊から1週間程度です。ほかに岩盤浴が有名だということで、秋田の玉川温泉にも3、4回行きました」
弁護人「滞在中は同じ部屋で寝るんですか」
被告「そうですが、●■さんと一緒というだけでなく、湯治のときはたくさんの方と一緒に寝ます」
連続不審死 第23回公判のニュース
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