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事件
【連続不審死第23回公判詳報(5)】月収20万円程度では毎日出勤しない 「息子の嫁に」と言われ
弁護人「あなたに頼まれた仕事内容は?」
被告「個人的な仕事のお手伝いをしてほしいということでした。主に株取引の手伝い、副業の不動産業務、事務所の掃除とか、食事を作ってほしいということでした」
弁護人「採用は?」
被告「その場で、『今まで何人も断ってきたけど、あなたは希望の条件に合っているので、ぜひ手伝ってほしい』と言われました」
弁護人「そして、松戸に通い始めた」
被告「はい」
《●■さんの事務所に通い始めた木嶋被告。●■さんの指示に従って、インターネットの株取引や、昼食の世話をするようになる》
弁護人「食事の用意をするとき、お金はもらっていましたか」
被告「はい」
弁護人「いくらでしたか」
被告「2人分で千円でした」
弁護人「どういう感想を持ちましたか」
被告「うーん。千円でどうやって食事を作ったらいいかわかんなくて…。千円で食事を作った経験がなかったので」
《千円で2人分。庶民感覚から言えば十分ともいえる額だが、木嶋被告にとっては違うようだ。この後のやりとりで、木嶋被告の異様な金銭感覚がさらに示されることになる》
弁護人「最初に松戸に行った次の日、出勤はしましたか」
被告「しませんでした」
弁護人「なぜ」
被告「うーんと、月収20万円程度だったので、週1回ぐらい行けばいいのかなと思ってました」
《週1回勤務なら、単純計算で日給5万円となる。木嶋被告は平然と言葉を重ねていく》
弁護人「●■さんは(勤務日は)平日の日中と言ってましたよね」
被告「毎日だとは思いませんでした」
弁護人「一般の金銭感覚とはずれていると思いませんでしたか」
被告「●■さんから、指摘されました。次の日、●■さんから『あなた、なぜ来ないの』と電話があって。『自宅にいる』と言ったら、すごく驚いてました。『平日の日中来てくれるんじゃなかったの』と。『20万円も出すんだから、毎日来るのは当然でしょ』と」
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