事件【連続不審死第23回公判詳報(5)】月収20万円程度では毎日出勤しない 「息子の嫁に」と言われ+(2/5ページ)(2012.2.17 16:12

  • [PR]

事件

  • メッセ
  • 印刷

【連続不審死第23回公判詳報(5)】
月収20万円程度では毎日出勤しない 「息子の嫁に」と言われ

2012.2.17 16:12 (2/5ページ)連続不審死 第23回公判

 弁護人「あなたに頼まれた仕事内容は?」

 被告「個人的な仕事のお手伝いをしてほしいということでした。主に株取引の手伝い、副業の不動産業務、事務所の掃除とか、食事を作ってほしいということでした」

 弁護人「採用は?」

 被告「その場で、『今まで何人も断ってきたけど、あなたは希望の条件に合っているので、ぜひ手伝ってほしい』と言われました」

 弁護人「そして、松戸に通い始めた」

 被告「はい」

 《●■さんの事務所に通い始めた木嶋被告。●■さんの指示に従って、インターネットの株取引や、昼食の世話をするようになる》

 弁護人「食事の用意をするとき、お金はもらっていましたか」

 被告「はい」

 弁護人「いくらでしたか」

 被告「2人分で千円でした」

 弁護人「どういう感想を持ちましたか」

 被告「うーん。千円でどうやって食事を作ったらいいかわかんなくて…。千円で食事を作った経験がなかったので」

 《千円で2人分。庶民感覚から言えば十分ともいえる額だが、木嶋被告にとっては違うようだ。この後のやりとりで、木嶋被告の異様な金銭感覚がさらに示されることになる》

 弁護人「最初に松戸に行った次の日、出勤はしましたか」

 被告「しませんでした」

 弁護人「なぜ」

 被告「うーんと、月収20万円程度だったので、週1回ぐらい行けばいいのかなと思ってました」

 《週1回勤務なら、単純計算で日給5万円となる。木嶋被告は平然と言葉を重ねていく》

 弁護人「●■さんは(勤務日は)平日の日中と言ってましたよね」

 被告「毎日だとは思いませんでした」

 弁護人「一般の金銭感覚とはずれていると思いませんでしたか」

 被告「●■さんから、指摘されました。次の日、●■さんから『あなた、なぜ来ないの』と電話があって。『自宅にいる』と言ったら、すごく驚いてました。『平日の日中来てくれるんじゃなかったの』と。『20万円も出すんだから、毎日来るのは当然でしょ』と」

連続不審死 第23回公判のニュース

連続不審死 第23回公判の写真

【連続不審死第23回公判詳報(2)】デートクラブで男性からほめ言葉 約6年で30人と関係持つ 企業役員、医師、弁護士…
  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2012 The Sankei Shimbun & Sankei Digital