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事件
【連続不審死公判】木嶋被告、冒頭に無罪主張 被告人質問始まる
2012.2.17 11:02
首都圏で起きた男性の連続不審死事件で、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判の第23回公判が17日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)で開かれた。この日から木嶋被告への被告人質問が始まり、木嶋被告は冒頭で「殺害していません」と述べ、改めて無罪を主張した。
弁護側は被告人質問に先立って冒頭陳述を行い、「北海道に生まれてから、結婚紹介サイトに登録するまでのいきさつを聞いていきます」と裁判員に向かって説明した。
その後、被告人質問が始まり、弁護側に3件の殺人事件の関与について質問されると、木嶋被告は「殺害していません」といずれも否認。東京都青梅市の寺田隆夫さん=当時(53)=殺害事件について問われると、被告は「(練炭に)火をつけていない」と答えた。さらに、千葉県野田市の安藤建三さん=当時(80)=殺害事件について、「練炭を持って行っていません。(睡眠薬を)飲ませていません」と関与を否定。東京都千代田区の大出嘉之さん=当時(41)=殺害事件についても、「駐車場で別れたときは、(大出さんは)起きていた。睡眠薬を飲ませていません」と述べた。
起訴状などによると、木嶋被告は平成21年1月から8月までの間、大出さんなど男性3人を睡眠薬で眠らせるなどして、練炭自殺に見せかけて殺害したなどとされる。
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