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仕事の流れ
(1)まずはご相談
どんなことでも結構です、気軽に相談というかお話しにきてください。過去の仕事の写真などをみて参考にしていただいたり、住宅ロ-ンの金利、諸経費の項目や費用はどれくらいか、引っ越し費用はとか色々とお聞きになりたいことをどうぞご相談下さい。(2)家族の生活パターンの聞き取り
当設計工房は木造住宅を主に設計、工事監理、現場管理を業務としています。住宅はすまいの器です、その器を設計するには、そこに住む人・家族の生活パタ-ンや生活に対する夢、希望を聴くことが一番大事です。いきなりプランや図面は描けません。じっくりと、家族一人一人の一日の生活や、1週間の生活、休みの過ごし方、趣味、そして、家族共通の食事や遊びや休日の過ごし方などをお聞きします。
住まいづくりが家族の思いでづくりとなり、家族の中で受け継がれるすまいを想像しプランニングに活かします。
(3)原価公開分離発注方式の説明
資金計画は大切なもので、一括元請け発注形式は原則採用していません。それぞれの工事科目・項目ごとの工事費明細(見積原価を元に)を作成し、一つ一つの価格を提示し納得いただいてから、予算調整し全体の予算を把握します。変更や予算修正をするときにお客様が一つ一つの原価を知っている方が全体の予算調整はスム-ズにできます。反対に限られた予算でどの部分に予算を多く使うか家族で相談しやすくなります。原価公開の良さがそこにあります。また、分離発注方式により、無駄な経費を省きながら、工事監理と現場管理と資金管理をおこないます。工事一つ一つの工事費(工事原価)を提示し、納得ご理解いただいて工事を進行させていきます。そして、最後には精算書により必要な工事の費用のみの支払いで、使わなかった予算に関する支払いは生じません。(後精算方式と呼んでいます)(4)現地環境調査
住まいづくり、プランづくりにもう一つ大切なのがあります。それは敷地環境の調査です。自然的環境条件・・・地形、地耐力、地質、眺望、日当たり、高低差
社会的環境条件・・・敷地境界線、電気・ガス・上下水道、交通量、道路、隣地の建物は住宅か何階建てどうか
法的関連条件・・・・建築基準法、都市計画法、民法、建築協定、河川法、などを十分に調査することが、敷地を最大限に活かす、すまいづくりにつながります。
(5)イメージ創り(お客様と一緒に)
敷地模型1/100程度の物を作り聞き取りした情報を元に全体の構想(イメ-ジ)を練り上げてスケッチ程度で提案します。この段階でもお客様には住まいづくりには参加し思いでづくりが始まっています。(6)模型作り
構想が決定したら、1/50の敷地、建物模型を作成し、お客様に完成後のすまいのイメ-ジをしていただき細かな話(家事動線の話、団欒タイムの話、庭づくりの話など)に進んで行きます。民家再生の場合は構造模型作りリフォーム構想をご理解いただきます。
(7)設計作業(プランづくりと図面作成)
いよいよこれからが設計図書作成に入ります。図面としては、仕様書・配置図・平面図・立面図・断面図・矩計図・各伏図・建具表・展開図・電気配線図・給排水図などがあり、この図書を元に積算、見積りをいたします。この間時間が必要なので、設備のショ-ル-ムなどを訪問し、実物をお客様に体験していただいてより一層住まいづくりのイメ-ジを持っていただきます。
当然、この段階でインテリアプラン(家具、カ-テン、ブラインドなど)や設備プラン(照明器具、エアコンなど)とエクステリアプラン(車庫、門、植裁など)も十分打合せし提案いたします。部部的にイメ-ジスケッチや鳥瞰図でご説明します。
(8)資金計画と積算、見積り調整
諸経費を含めた総合的な予算枠で工事金額を考え、調整しお客様にご納得いただける資金計画を作り、工事内容と工事金額を確定させます。この段階でもお客様は住まいづくりに参加しています。(9)工事着工から完成へ
工程表を作成しいよいよ着工です、各工事段階でお客様と一緒にチェックをすることによって、常にお客様にはすまいづくりに関わっていいただきます。専門的なところや建築基準法に関係するところは工事監理者として各項目チェックし、写真撮影し工事監理記録に記載します。(10)工事完了し引き渡しへ
完成時には工事精算書・確認申請書(副本)・完了検査済証・各保証書・各説明書などをファイリングし、鍵をお渡しします。(11)長いお付き合いの始まり
また最初に戻った感じで、その後は何でも気軽に相談いただいて長いお付き合いが始まります。