6・11香港の行動
6・11香港
原発廃止を求めて100人余りがデモ行進
労工世界網
日本の大震災大津波と福島原発事故から3か月目にあたる6月11日、世界各地で反原発デモが呼びかけられ、香港でも30数団体、100人あまりがそれにこたえた。
「反核之衆」実行委員会が主催した集会では、最初に震災や原発事故の犠牲者・避難者に思いをはせた後、3時間余りのデモに出発した。デモの途中にある郵便局から、中国の温家宝首相と日本の菅直人首相に対して原発を廃止しアジアを非核地域にすることを支持するよう求めた要請文を郵送した。
デモのゴール地点の大亜湾の原子力発電所の株主である中華電力本社(※)では、原発への投資を中止するよう要請し、6・11香港宣言を読み上げた。
「私たちは、全世界での核廃止を訴える。原発だけでなく核兵器の廃止も訴える。廃止に30年や50年をかけるのではなく今すぐに廃止することを訴える。原子力産業は核分裂を利用して発電を行っているが、それは核兵器という邪悪な存在を見えなくするために利用されている。原発も核兵器も同じように大量の放射線物質を地球全体にまき散らしている。」
中華電力の担当者に要請書を手渡してデモは終了した。
中国政府と原子力産業は、2030年までに240基の原子炉を建設する予定。(香港に隣接する)広東省では、すでに6基の原子炉があり、それを32基に増設する計画である。(香港のある)珠江デルタ地帯は人口過密地帯であり、事故によって住民や環境に多大な災害をもたらすことになる。
※香港の中華電力は50キロ離れた中国国内の大亜湾原子力発電所で発電される電気の70%を購入し香港に供給している。同原発は中華電力など香港資本が25%出資して1994年9月に設立されている。
「反核之衆」ウェブサイト
http://www.greenpartypost.net/nonukes.html(中国語)
http://www.greenpartypost.net/nonukes/611en.html(英語)
6・11香港宣言(中国語)
http://www.greenpartypost.net/nonukes.html
6・11香港デモのテレビ報道(広東語)
http://www.hkreporter.com/talks/thread-1193317-1-1.html
http://cablenews.i-cable.com/webapps/news_video/index.php?news_id=361170
(最初にCMが流れます)
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