物語はここから始まった――――――――――――――――――・・・
「愛してる」
クールな幼馴染・・・
「一生、俺様のものだ」
俺様な生徒会長・・・
「僕の傍にいてね?」
可愛い年下君・・・
「こっちにおいで?」
遊び人な同級生・・・
貴方は、どんなタイプがすき?
「―――っと!できた♪」
そう言って、最終章を登録した。登録できたと同時に、さっさとパソコンの電源をきって思いっきり伸びをした。
「あー疲れた」
そう言って、部屋のドアを開けた。下で、弟の声がする。もうすぐ夕飯の時間なのだろう。急いで一階の今まで向かう。下に降りると、いい香りが広がっていた。今日の夕飯はすき焼きだな。
「めっしー♪♪」
「悠葵!丁度良いタイミングできたわね」
「悠葵ー!早く席についてくれよ」
弟の裕也がせかしてきたので、急いで自分の席に座る。どうやら今日は、親父がいないようだ。まぁ、あのうるさい親父がいなくて嬉しいのだが。
「いっただっきまーす!」
「・・・・ます」
「悠葵!ちゃんと言いなさい」
母親の言葉を無視してすき焼きに手をつける。早くしないと裕也がすべてとっていってしまうので、肉だけは最初に確保しておく。
「うまー」
「うまうま」
裕也はうまーを連発しながらすごい勢いで食べていく。あたしはご飯を二杯食べたところでご馳走様をした。
「あら、もいいの?」
「・・・勉強」
「そう。水につけておいてね」
母親の言葉にしっかりと頷くと、さっさと部屋に戻った。先ほどから眠気が襲ってきている。部屋に入った瞬間にベットへダイビングした。
「おやすみー」
そう言って夢の中に入っていった。
「いってきまーす」
いつものように家をでた。そう。これが私の日常である。いたって平凡。ただちょっとかわってるって言えば、私の書いている小説がインターネットでちょっと人気なだけ。そう、ただそれだけなのだ。
「悠葵ー」
「加代子か」
今日も元気いっぱい浅野 加代子さんは、思いっきり私に頭突きをしてきた。・・・けっこーこれがきいく。加代子の説明は・・・姉後肌。それだけだね
「ってなわけで、学校に行こう」
「あんたねぇ・・・」
加代子が、溜息をつきながら私の横に並ぶ。もちろんこれも日常である。
「そういえば今日、集会だって」
「しゅーまい?」
「集会」
「あ。そ」
しゅーかいかぁ・・・めんどくさいなぁ~。ただでさえ眠いってのに、校長のくそくそ長い話を聞かさせるなんて・・・
「なんか、校門のほううるさいね」
「・・・そー?」
確かに、校門のほうがうるさい気がする。っていうか、おもに女が。なんか、集団になってるし。もしかして超珍しい食い物がおちてるとか?
「何あのイケメン・・・」
加代子が、目をまん丸にしていった。イケメン?イケメンイケメンイケメン・・・・なにそれ、美味しいの?
「キャーかっこいい~」
「誰だろ!?」
「転校生かな?」
女どもがギャーギャーワーワー言っている。うるさいなぁ
「ふあ~ぁ」
あたしは大きくあくびをしながら、集団を通り抜けていった。集会マジ寝そうだな~
「ちょと、悠葵!見てかないの?」
「ん~なにを?」
「あの人たちよ!」
人達ってことは、数人いるって事か。道理で校内の殆どの女子がいるわけだ。あれ?女子生徒って全校百人だよね?よくこんな所に収まりきれるな~
「めんどくさーい。そんなことより、ねたーい」
「まったく・・・あんたって子は」
加代子が、「私は少し此処で見ていくから」といったので、私はさっさと教室に行くことにした。その時、女子に囲まれていたイケメン達がこちらを見ていたことに気づかないまま・・・
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