東京電力福島第1原発事故を受け、脱原発を目指して作家の大江健三郎さんらが呼び掛けた「さようなら原発1000万人アクション」の集会「さようなら原発2・18四国集会」が18日、松山市山越町の県男女共同参画センターであり約300人が参加した。
集会では、滝田春奈・福島県郡山市議(33)が「福島からの訴え」と題し講演。大気中の放射性物質の拡散を予測する緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)の分析結果の公表が遅れ、放射線量の高い地域に避難してしまった人が多数いたことに触れ「国家的な犯罪だ」と非難した。
また、滝田市議は「外で自由に遊べない子供たちは精神的にも肉体的にもストレスを感じている。子供たちが健全に育成される権利が侵害されている」と主張していた。【村田拓也】
毎日新聞 2012年2月19日 地方版