デタラメ政党が政権を握っていていいのか
【政治・経済】
2月12日沖縄 宜野湾市長選 民主党“敗北”の重大な意味
日本テレビの世論調査で野田内閣の支持率が12ポイントも下がり、ついに25.6%となった。不支持は54%。こりゃ、末期的だと思ったら、注目された沖縄の宜野湾市長選で前県議の佐喜真淳氏(47)が伊波洋一・元市長(60)を破った。両候補とも普天間県外移設を訴えていて、どっちが勝っても普天間問題に出口がないのは変わらない。とはいえ、佐喜真氏には自民、公明がついて推薦した。一方、民主は自主投票の情けなさ。そうしたら、沖縄で自公に軍配が上がったのである。
この選挙結果は象徴的だ。自民党の石原幹事長は「大変喜ばしい」とはしゃいでいたが、自公に支持が集まったわけではない。反野田、反民主という「嫌悪感」、政権与党への「不信任」、これ以外の何モノでもないだろう。
「民主党は普天間基地について最低でも県外と約束した。それが果たせなかったばかりか、在日米軍再編が見直しとなり、普天間固定化の懸念も強まっている。冗談じゃない、という怒りが選挙結果に表れた。この政権はもはや正統性がないと思います。民主党は2009年の衆院選で勝ったあと、10年参院選だけでなく、11年北海道の知事選や愛知6区の補選など、ことごとく負けか不戦敗を喫している。あらゆる選挙でノーを突きつけられていることを重く受け止めるべきです」(政治評論家・野上忠興氏)
民主党議員はもう覚悟を決めた方がいいし、民意に見捨てられた政権が権力の座に居座った上に消費税増税なんて、冗談じゃない。