※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

大学生 震災で社会貢献意識強まる

2月19日 6時52分

大学生 震災で社会貢献意識強まる
K10031248211_1202190644_1202190646

去年3月の東日本大震災を経験したことで、社会貢献の意識や家族を大切に思う気持が強くなったと考える大学生は6割を超え、特に女子学生にその傾向が強いことが全国学生生協の調査で明らかになりました。

この調査は去年3月の東日本大震災以降、大学生の意識や行動にどんな変化があったかを知るために全国大学生協組合連合会が実施したもので、全国28の大学に通う学生を対象に調べ、3割近くに当たるおよそ8500人から回答を得ました。
それによりますと、震災後、社会貢献の意識がそれ以前と比べて「強くなった」と答えた学生は61.9%、「変化なし」が36.8%、「弱くなった」が0.6%でした。
また、家族を大切に思う気持が「強くなった」と答えた学生は61.9%、「変化なし」が37%、「弱くなった」が0.4%でした。
男女別にみると、社会貢献の意識と家族を大切に思う気持ちの両方が「強くなった」と答えた割合は、女子学生が男子学生を10ポイント以上上回り、震災の経験は特に女子学生の意識を大きく変えたことがうかがえます。
さらに、震災をきっかけにとった行動を複数回答で聞くと、最も多かったのは「募金」で62.3%、次いで「節電など日常生活で工夫する」が39.3%、被災地などでのボランティアが6.3%で、学生も復興を意識した行動を取っていたことが分かりました。