『まるで浮草のように』

その後、毎晩のように小崎さんからメールがあります。

嬉しい！

…でも、こんなに毎晩メールしてて大丈夫？


そんな思いが交錯しています。


実は彼、最近、とても仲のよかった近いご親戚を亡くされたようで。

多分、今、とても弱ってる。


「ちょっと疲れてる」…って。

そんな言葉、彼の口から聞いたことがなかったので、ちょっと心配です。


きっと、だから余計に会いたいと思ってくれてるみたい。

心が弱った時に力づけられることが出来る人間であれること。
それは、本当に嬉しい。


年末に逢った時に彼にプレゼントした3冊のうちの1冊が原作の、今公開中の邦画。
実のところ、他の2冊に比べて「失敗」な内容の、ワタシ的にはたいした評価もできない内容でしたが。
そしてあの時、「読む順番決めて」と言ったワタシに、「面白そうなのは一番最後に読む」と言った彼が一番目に選んだ作品ですが（笑）
（しかも彼、結局その逆から読んでるし）


にもかかわらず、なんとなくね、ラブロマンスものなので、ふたりで見に行こうか…って話になりました。

若干色っぽいシーンもあるだろうし。

手を繋ぐだけでおさまるかな…って言うのが、お互いの意見です。

さあ、どうだろ。。。



ところで。
準備してきましたショップがOpenしました。
これまでここでお知り合いになり、個人的にやり取りのあった方には、メールでお知らせをさせていただきました。
（もし来てないよ…とおっしゃる方、どうぞご連絡くださいね）

ただしかし。
カテゴリーがカテゴリーなもので。
いきなり初めての方には、申し訳ありませんがお教えできませんので、どうぞご了承くださいませ。

ゆっくり自分のペースでやっていきます。
どうぞ、よろしくお願いします。

昨夜は久しぶりに小崎さんからメールがありました。


来月会えるかも…って言ってた予定が。。流れました。


以前ならとっても落胆してたな。

でも最近は、そう言う事で一喜一憂することもなくなりました。


予定は伸びるほど楽しみも増えるので、大丈夫。


そうお返事しました。

そんなワタシに、逆に不安になっちゃったんでしょうか。

映画を一緒にみに行くのもいいね…なんて、そんな提案も(笑)


ほんとね。
二人で並んで、手を繋いで。。


いつか実現するといいな。

い、忙しい…。


言い訳がましく聞こえるので、あまり人前でそう言うこと言わないようにはしてますが。

でも殆んどお付き合いのない行政の方から、「すごく忙しくしてらっしゃるんですねー」と言われた。


ワタシと関わるあちこちの別の方から、偶然重なってワタシの話を聞かれたそうで、ワタシが色んなところに出没してるのをびっくりされてた。


今週末は毎年恒例になってしまった寸劇に出演。
近辺で最も大きなホールにも、もはや慣れてしまった。
というか、全くあがらない初々しさの欠片もないワタシです。


今年の役は竜宮の城の姫。

はい。
オトヒメサマ(笑)


まるでコスプレショーですが。
でも結構楽しんでたり。。


来週頭は行政の落成記念式典の司会。


これも、どうしてワタシがしなきゃいけないのかは不明なままに、何だか引き受けてしまいました。


アホだな、全く。


自分で引き受けてるんだから、誰にも文句は言えませんけどね。


そんな中、やっとネットショップの体裁も整ってきました。
オープンすれば、落ち度は許されないので、最後の準備に力を注いでます。


楽しみだなぁ。


ひっそり初めてひっそりと続けばいい…くらいに思ってるんで。

ギスギス頑張りすぎない、それがワタシの美学だし。


今年は、事業をゆっくりと軌道にのせていこう。
それが目標です。

小崎さんとは、相変わらず片側交互通行が続いています。


ワタシの書いたブログに、彼が一方的にコメントをくれる。
しかも最近はほぼすべての記事にコメントをくれてます。

ワタシはそのコメントに返事をできないので、彼の意見に共感することも反論することも出来ません。


嬉しいけども、なんだかもどかしい。


でも。

会うどころか、連絡をとることすら出来なかった数年間は、彼の片鱗をいつもどこかに探してました。


時には新聞紙上だったり、また時にはテレビの画面上だったりに彼を少しでも見つけたら、もうそれだけで本当に嬉しかった。
泣きたくなるくらいに。


だから最近、傲慢な気持ちが頭をもたげた時には、その頃の事を思い出すようにしています。


今で十分なんだよ。
そうでしょう？


彼も言う。


我慢強いのがワタシの良さ。


我慢。
我慢。

ワタシにとって天国なのは。


夫が夜勤の木曜日の夜と、そして同じく夫が早出の土曜日の朝です。


木曜日、ワタシが仕事帰りにジムに寄って帰宅するのが18時くらい。
それから23時くらいまでの間はひとりでゆっくりと好きなものを作って、ビールを飲みながらゆっくり食事をし。。
食後眠くなってそのままごろんと横になるのも自由。


あー。
至福の時です。


そして土曜日の朝は。

起きた時にはもう夫は出勤後。


ゆっくり寝坊してもいいし。
ぐだぐだと朝食食べながら、新聞端から端まで2時間かけて読むのもまた最高にしあわせ。


不自由な中にあるからこそ、少ない自由にしあわせを感じる事が出来るのかもしれないけど。

こんな日常が毎日だったら…

やっぱり最高にしあわせだぁ。

事業を本気で始めようと動き始めてから3ヶ月。

年明けから、いよいよ本格的に準備を進めています。


と言っても、何しろ一人なので。
それに、しなきゃいけない事が多すぎるし。


亀の歩みですよ、まるで。


それでも。

頑張った分だけ前に進む。

それが励みです。


今は商品に関わる包装準備やネットショップ作成中。
商品自体はたったひとつしかないけど、出来ればリピートというかたちで長く愛されるものであってほしいです。


ホントに始動できるのはいつになるかな。。


開店すればしたで、また色々苦労もあるんでしょうが。

とりあえず今は、小崎さんとうまくいっているのと、そして事業への期待で、精神は安定してるように思います。


ネットショップの作成は、実のところちんぷんかんぷんで頭痛いんですけどね（泣）

結婚してから25年。
ワタシは自分の身内に、夫の愚痴などほとんど話した事はありませんでした。


親の立場からすれば、娘が配偶者や嫁ぎ先に不満を持っていることを悲しく感じるだろうし。
また心配にもなるだろうし。

何より、父母に話したところで、何の解決にもならない訳だから…。


一方、小姑の多い家に嫁いだ姉は、ワタシと違って結構姑や小姑の愚痴を細々口にするタイプ。


のわりに、夫婦仲も良く、自分の娘と一緒になって姑（娘にとっては祖母）の悪口を嬉々として話す表情は意外なまでに明るい。。


妹もしかり。


だから多分。
父母から見れば、何の愚痴も言わないワタシは、幸せな家庭を持っていると勘違いしてたはずです。


昨年末、母と買い物に行った帰りの車の中。

どういう話の流れからだったか忘れましたが、ワタシ、結構思ってる事全部母に話しました。


夫に対する愛情なんて、ずいぶん前から無いこととか。

異常な義姉の振る舞いや、それを取り巻く義父母など嫁ぎ先全般を覆う不穏な空気とか。
ただ、義父母が生きてる間は、嫁としての役目は果たすつもりだとか。

で、起業したのも、将来独りで生きていく為だとか。。


黙って聞いていた母ですが、意外にも特に何にも言いませんでした。

普通、まぁまぁ…となだめたり。。するもんだと思うのですが。
なんか肩透かし。


そして昨日はその母から要らない食器を処分するから見に来いとの電話。


しかし。
見たところ、何も欲しいものがなかったワタシ。

「要らないわ」と言ったら。

「でも将来一人暮らしするなら要るでしょうよ」と。

サラッと言うんですけど。


こっちの方がポカン…です。


あらら。

母は、すっかりワタシの離婚を承認してるみたいです。


いいのか？
ホントに？

(笑)


なんだかなぁ。

別に止めてほしい訳でも説教してほしい訳でもないですが。
ここまであっさりしてるもんなのね。


姉や妹みたいに、始終ぶつぶつ文句言いながらストレス発散してるのがいいか。

ポーカーフェイスでじっと黙ってストレス貯めて破綻するのがいいか。


なんだか分からなくなっちゃいました。

いつもは年末に作成する１年間のカレンダーを、今年は年が明けてからつくりました。
それを、身内や近しい友人にプレゼントしました。


メール便で送った友人からは、続々と「届いた」メール。


その中、毎年贈ってあげてるクロちゃんからもお礼のメールが届きました。


「近くに来た時は、ちょっとでも寄ってくださいね」


かつては、用事がなくても、さも近くに来た風を装って彼の温室を訪ねたけど。
行かなくなってもうずいぶんになるな。。


彼が結婚してから、早いものでもう１年。


ワタシの中では、もうすっかりひとりの友人となってしまいました。


あれだけ胸を痛めるほどに好きだったのも、なんだか遠い昔のことのようです。


今訪ねていくと、きっと多分、なんだか逆に距離感を感じてしまうんだろうな。

それが嫌だから…
もう当分は、行かないな。。

…に、ちゃんとあったみたいです。
ワタシのこと。


昨夜、今どき流行りませんが(笑)「あけおめ ことよろ」と彼からのメール。


「ことよろ」の響きが、単純に嬉しい。


今年も…彼との関係は保たれる。。
そう約束された気がするから。


帰省されてたお子様達が戻られて、その夜メールをくれた。


良かった。

忘れられてなかった。


「来月くらいに、出来ればまた時間を取ろうね」

そんな嬉しいお年玉までついてて。


幸せな年明けです。

皆さまどんなお正月を過ごされたんでしょうね。


我が家は、年末に夫の入院でバタバタした去年に比べれば、はるかに穏やかなお正月でした。


子ども達は二人とも大晦日に帰省だったし娘は2日には大学に戻ったので、全ての年越し行事は大晦日と元旦に。。

と言っても、大晦日には義父母を招いて年越し蕎麦を食べ、元旦には同じく義父母を呼んでおせち料理でお祝い。
その後実家へお年始。
あ、途中ではちゃっかり初売りにも行きました。


そんな感じで三が日が過ぎれば、すっかり今日から普通に戻って仕事も始めました。


で、ひとりで仕事しながら。
ふ…と思います。


クロちゃんからの年賀状は、宛て先ばかりか裏面のひとことも奥さまの字でした。
去年は宛て先は奥さまだったけど、裏面はクロちゃんの字だったな。。

大したことではないけど。
でもちょっぴり寂しい…。


そして当たり前だけど、小崎さんからは年賀状もないし、メールもありません。


それはいい。
大丈夫。


でも知りたい。
彼の頭の片隅にでもワタシの事が浮かんだのかな。。ってこと。


もし少しでもワタシを思い出してくれたのなら、それで充分。


今年も、彼との関係が穏やかに保てればいいな。。


何よりそんなことを思った年の始めでした。