北欧のスウェーデンで、およそ2か月にわたって雪に埋まった車の中に閉じ込められていたとみられる男性が救出され、奇跡の生還が話題を呼んでいます。
スウェーデンの警察が18日に発表したところによりますと、北部のウメオ近郊で、およそ2か月にわたって雪に埋まった車の中に閉じ込められていたとみられる45歳の男性が発見され、救出されました。
車は、大きな通りから2キロほど離れた森の中にあり、スノーモービルで通りがかった人が見つけました。
救出された当時、男性は車の後部座席で寝袋にくるまっており、話をすることが困難なほど衰弱していましたが、搬送された病院では容体は安定しているということです。
男性は、警察に対し、去年12月半ばから何も食べておらず、時折、雪を口にして飢えをしのいでいたと話しているということです。
一方で、なぜ車が雪に埋まってしまったかなど、詳しい状況はまだ分かっていません。
ヨーロッパでは、この冬、記録的な寒波に見舞われ、北極圏に近いスウェーデン北部では氷点下30度程度まで冷え込むこともあったということで、奇跡の生還が話題を呼んでいます。
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